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カテゴリ : 「JS (Justin & Sophia) 」の記事

ベストアルバムとはちょっと違ったベストです。

188と175。何の数字だかわかりますか? 兄妹ユニットJSの2人、ジャスティンとソフィアの身長です。この背の高い2人から今までに数々の美しい音楽が紡ぎ出されてきました。自分たちの曲だけでなく、多くの歌手にも楽曲を提供してきたのです。(主に兄ジャスティン) そのセルフカバー集に新曲3曲を付けたアルバムが先月出ています。
セルフカバーという謳い文句ですが、実は実際に使われたデモ録音集なのです。つまり各歌手へのプレゼンテーションとして彼らの個人スタジオで録音されたもので、レコーディングスタッフや歌手に「大体こんな仕上がりになるよ」ということを伝えるための仮録音です。
実は昨年6月に、このデモ録音集のMP3ファイルのCD-ROM版が出ていて、今回はそのオーディオCD版に新曲のディスクが付けられたものです。

「The JS Moments - JS的創作故事集」2009年1月8日

The JS MomentsCD 1 (新曲)
 01. 回憶的聖誕節 試聴
 02. 飛向札幌的班機 (中華航空形象歌曲)
 03. Harmonize

CD 2 (デモ録音集)
 01. The Moment (原唱:孫燕姿)
 02. 不後悔 (劉匇華 '天生天養' 原創版)
 03. A New Break of Dawn (JS'遇見未來'英文版)
 04. 凌晨三點鐘 (原唱:張智成)
 05. 最後倒數 (劉若英 '我很好' 原創版)
 06. 路 (原唱:梁靜茹)
 07. 不想想太多 (原唱:蘇慧倫)
 08. 逃生 (原唱:張信哲)
 09. 習慣 (原唱:楊丞琳)
 10. 威尼斯迷路 (原唱:許慧欣)
 11. 驚嘆號 (原唱:光良)
 12. 還是會想他 (原唱:何耀珊)
 13. 現在的我們 (原唱:蕭薔)
 14. 為冬天寫的詩 (原唱:羅美玲)
 15. 我比想像中愛你

まず新曲についてです。
1曲目は心がホットになるようなクリスマスソングで、よくできています。が、発売がクリスマスを遥かに過ぎてしまいました。彼らが悪いわけではないのでしょうが、1ヶ月ほど発売が遅れたのでしょう。このジャケ写にしても、ちょっとこれはつらいですねえ…。今年のクリスマスに聴いてあげましょう。
2曲目は中華航空のイメージソングです。新曲と言うよりリメイクで、2007年のシングル「Bianco」に入っていたものをアレンジし直したものです。この歌詞の主人公は彼との関係を修復するために旅に出て、札幌行きの便に乗るわけです。「寒冷前線は私たちの愛の境界線を通過する」なんて歌詞が出てきます。台湾では北海道旅行がとても人気があるそうです。
3曲目のジャスティンが歌う英語曲は、ニューヨークの仏教青年団が作った国連活動の曲ということで、JSの数少ないカバー曲ですが、ジャスティンが作りそうなメロディです。

デモ録音について。
デモ録音と言っても、彼らのものはよくできています。梁靜茹 (フィッシュ・リョン) に提供した「路」は、それが収められたアルバム「絲路」の発売当時の記事を読むと、「JSの2人は完璧なデモを作ってきた」という記述が見られます。もちろんFishの完成したものはちゃんとした録音スタジオで録られていますからデモよりも音に厚みがありますが、基本的には同じイメージで仕上がっています。許慧欣 (イボンヌ・シュー) に提供した「威尼斯迷路」などはほとんどそのままです。
女性歌手向けには妹のソフィアが歌い、男性歌手向けには兄ジャスティンが歌っていますが、張信哲 (ジェフ・チャン) への「逃生」は、張信哲の声が高いためかソフィアが歌っています。いずれにしても強力な兄妹音楽工房です。
ただ、よくできていると言っても、彼らの自宅の機材の状態によりますから、古いものは録音クオリティが低いものもありますし、完璧に近いものも、やはり本格的なスタジオで録ったものではありませんので、やや音は軽く聴こえます。原唱版を知っている曲は結構楽しめるのですが、知らなければ単なるデモ録音でしかないわけで、そのへんは割り引いて聴かなければなりません。と言っても本当にジャスティンは今までにきれいな曲をたくさん書いてきたことがわかります。
ラストの曲に関しては何も書かれてありません。没になった未発表曲でしょうか。没になる理由には出来が悪い場合ではないこともありますからね。
ちなみに孫燕姿 (ステファニー・スン) に提供した「The Moment」に関しては、JSは「白鶴」というタイトルで以前にちゃんとしたセルフカバーをしています。それがいつだったのか全く記録が見当たらないのですが、MVが存在します。映像を見ると、哥哥妹妹時代に彼らが先に歌った可能性もありますが。→YouTube

おそらくこれらのデモ録音が仕上がるまでには、何度もプロデューサーに聴いてもらっては「だめだめ、こんなんじゃ売れないよ!」などと言われながら、何度も直しているのではないかと想像されます。その都度「くそ! あのプロデューサーめ!」と思ったに違いありません。きっと。大体どこのギョーカイも同じですから想像がつきます。
自分たちの曲「遇見未來」のデモである英語曲「A New Break Of Dawn」も入っていますが、これもおそらく「英語じゃ売れないよ!」と言われたのかも知れません。このデモを聴くと、自分たちのアルバムでもプレゼンテーションをしてプロデューサーにお伺いを立てなければいけないということに彼らは不満を覚えて、レコード会社を離れてインディーズレーベルからシングルを出したのではないかと想像してしまいます。
確かに「売る」という視点で見ると、映像の世界にしてもプロデューサーの客観的な視点のほうが正しかったりします。映像も音楽もそれを職業とする限り売れなければ成立しないわけで、数百年前のヨーロッパの偉大なる作曲家たちでも王室がスポンサーになっていたりして、王様の好みに合わせて作曲したりしています。そのあたりが「アートと商売は相容れないけれども歩み寄らなければ何も出来ない」という永遠のジレンマでもあります。
ギョーカイ的な話になってしまいましたが、デモ録音というギョーカイの仕事の工程上のものを聴くと、どうしてもそんなことを考えてしまって素直に聴けないところがあります。

ジャケットの外箱に書いてありましたが、「路」を提供されたFishがジャスティンにメッセージを贈っています。
「こんなにいいメロディをとても楽しく何度も歌えるなんて、これからもあなたが書いた歌をもっと歌える機会があることを望みます!」




テーマ : 台湾ポップス - ジャンル : 音楽

タグ : JS Justin&Sophia ジャスティン&ソフィア CDレビュー 台湾グループ

美しいアルバムです

4年ぶりの新譜。兄妹ユニットJSの入魂のアルバムです。
私がJSの4年前のアルバムをここで紹介したのが、今年の1月16日です。それから4ヶ月ほどで4年ぶりという新譜の情報が入ってきました。これは何かの縁のように勝手に思いました。そして日本が大好きだと言う彼らに私は親しみを覚えて、まるで友人が出したアルバムのような気持ちで新譜を聴いてしまいました。

此生最美的風景 「此生最美的風景」2008年5月
 01. Departure
 02. 愛情背包客 (詞/曲:J)
 03. 你是此生最美的風景 (詞/曲:J)
 04. 東北老家 (詞:J / 曲:JS)
 05. 藝妓 (詞/曲:J)
 06. 逆風飛行 (詞/曲:J)
 07. 平行線 (詞:S / 曲:J)
 08. 天就快亮了 (詞/曲:J)
 09. 凡爾賽玫瑰 (詞/曲:J)
 10. 忽然遇見你 (詞/曲:J)
 11. 心幹線 (詞:葛大為, S / 曲:J)
 12. Landing

「此生最美的風景」=「この世で最も美しい景色」。
一言で言うなら、タイトル通り美しいアルバムです。音だけでなく、ジャケ写も歌詞カードも桜満開で美しく仕上げられています。今年4月上旬に彼らが来日した際に撮ったと思われる写真で一杯です。オマケで付いていたポストカードには、日本の友人宅(千葉の?)で撮られたと思われるスナップが入っていました。おそらくその友人への感謝の気持ちかと思います。(ちっょと残念ですが、歌詞カードから歌詞があちこち抜けていました)

アルバム全体を通して「日本」がちりばめられていました。トラック1は音樂ではなく、成田空港での日本語の搭乗アナウンスです。

トラック2の1曲目「愛情背包客」は発売前からMVで聴いていましたが、前のアルバムとはまた違うJSらしいきれいな曲です。「私は今パリにいる 明日は東京かも知れない」という歌詞が繰り返されます。

トラック3の2曲目、ほぼ表題曲「你是此生最美的風景 (あなたこそこの世で最も美しい景色)」は、ピアノとストリングスをメインにした曲で、メロディラインも編曲も本当に美しい曲です。私はこのアルバムで一番好きな曲になりました。

トラック5の「藝妓 (芸妓)」。すごい曲です。素晴らしい曲です。とてもアーティスティックな曲です。兄ジャスティンの単なる親日ではない知日を感じさせる曲です。日本文化としての京都の舞妓と芸妓をちゃんと区別して描いているように思えます。芸妓の生活を元にした芸妓の思いがベースになった歌詞のようです。編曲もユニークで、「日本を感じさせる音」が次々出てきます。打ち込みによる三味線の音が新鮮です。そしてそしてソフィアの日本語のセリフが入っています! しかし残念なのは、セリフの音量が小さくて曲に埋もれてあまり聞き取れないことです。日本語に少し自信がなかったのか、かなり音量を下げてミックスしています。これは歌詞カードにも書いてありませんでした。なんとか聞き取れた部分を書いてみます。
   「にぎやかな街で 一人で歩いている
   心の中を 三味線の音が…(聞き取れない)
   これは私の運命でしょうか」

もうちょっと音量を上げてほしかったです。曲も素晴らしいし、セリフの入ってくるタイミングも絶妙でかっこいいのに。いずれにしても、こんな曲は日本人には作れないでしょう。

トラック7「平行線」は、ジャスティンのボーカルから始まる2人のデュエットです。ひたすらいい曲です。「東京的地鐵 (東京の地下鉄)」という言葉が何度も出てきます。この曲だけではないのですが、私には特にこの曲は80年代に日本で「ニューミュージック」と呼ばれた一群の曲の香りを感じます。古いと言っているのではありません。あの頃の「ニューミュージック」と呼ばれた曲の多くは、今聴いても新しく感じるものがあります。これは「おしゃれな曲のセンス」の一つだと思います。
この曲は台湾映画の主題歌に使われたようです。

トラック11「心幹線」は、「新幹線」にひっかけた言葉でしょう。日本語も北京語もほぼ発音は同じです。これは新宿の駅を舞台にした内容の歌詞で、ソフィアの作詞です。
   「新宿のプラットホーム 寄りそう恋人たちがキスをする
   私は何を求めているの この旅はどこまで続くの」

ソフィアは旅好きのようです。

アルバムのラストは日本語による離陸前の機内アナウンスで締めくくられます。(機内でタバコが吸えた頃の古い録音ですが)

全体を通して、無駄な音を一切排除した編曲というものを感じます。歌を聴かせるための編曲です。そしてその編曲がとても美しいのです。多くの歌手に作詞作曲だけでなく編曲も提供してきたジャスティンだからこそ行き着いた音でしょう。レコード会社のプロデューサーなら「もうちょっと音を派手にしないと売れないよ」などと言うのかも知れません。しかしこれこそ「洗練された音」だと私は思います。どの曲をとっても美しく仕上がっています。そして、これは仲のいい兄妹でやってきたからこそできたことではないかと思います。
ジャスティンは見た目には格闘技でもやりそうな風貌ですが^^、おそらくとても繊細でナイーブな人なのだろうと思いました。

数量限定で発売されたアルバムですが、台湾のアルバムヒットチャートには、先週と先々週に20位に入っていました。
おめでとう! Justin and Sophia !  I Love Your Songs !!

このアルバムのCM




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タグ : JS Justin&Sophia ジャスティン&ソフィア CDレビュー 台湾グループ


此生最美的風景おしゃれでハイセンスな音を出す兄妹ユニットJS。
そのJSファンにとっては、本当に待望の新譜「此生最美的風景」が5月9日に出ることになりました。
シングルはぽつりぽつりと3枚出ていましたが、アルバムとしては名盤「遇見未來」以来4年ぶりです。
JSは、特に兄のジャスティンの、その音楽的な信念ゆえに、レコード会社といろいろトラブルがあったようで、シングルはインディーズ・レーベルから出していて、その3枚目は権利関係で一度回収されて再販というトラブルにも遭っています。それにもめげず、レコード会社に媚びない自分たちの音楽をという姿勢で、ずっと踏ん張っていたようです。
私にとっても前のアルバムがあまりに素晴らしかったので、「このまま消えるなよ」と、聴くたびに思っておりました。まさに待望のアルバムです。

ただし、数量限定発売と言うことで、台湾の通販ショップには「1人1枚1回限り」と出ていましたので、日本にどれだけ入ってくるか分かりません。
香港のYesAsia.com (日本語ページ) でも5月16日発売として予約を始めました。
今のところ日本では「ドラゴンCD」「クイック・チャイナ」「東方糖菓」が予約を受け付けています。私は数量限定と聞いてあわてて予約しました。ヒットすれば再版されるでしょうけど。

ちなみにこのジャケ写、桜をバックに日本で撮ったものですね。今月上旬、東京や名古屋にいたようです。と言うことは、撮ってすぐこのジャケ写が公開されたことになります。

「愛情背包客」MV …新譜より。

「傷心量販店」…兄・ジャスティンのブログ。
「蘇菲亞的秘密」…日本大好きの妹・ソフィアのブログ。


※いろいろ情報をくださった mit さんに感謝します。




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タグ : JS Justin&Sophia ジャスティン&ソフィア 台湾グループ

洗練された美しいサウンドはF.I.R.への刺客?

兄の陳忠義 (ジャスティン・チェン) と、妹の陳綺萱 (ソフィア・チェン) による台湾の兄妹ユニット。そのサウンドから一時期「ポストF.I.R.」と言われていました。
JSと名乗るのはこれから紹介する2004年のアルバムからで、1999年に哥哥妹妹 (ゴーゴーメイメイ) という名前でデビューし、その頃からおしゃれで洗練されたサウンドで「台湾のカーペンターズ」とも言われていたようです。(哥哥妹妹=兄妹)
ほとんどの曲が兄ジャスティンの作曲で、作詞もかなり手がけており、彼は孫燕姿(ステファニー・スン)や香港の梁詠(ジジ・リョン)など、多くの歌手に楽曲を提供するソングライターでもあります。


「遇見未來」2004年8月
遇見未來 01. JS Adventure
 02. 殺破狼 →MV
 03. 遇見未來 →MV
 04. 蘇菲亞的願望
 05. 最遠的位置
 06. 寂寞鬧鐘
 07. 完美的謊言
 08. 命運的重逢
 09. 哲學家
 10. 天空的顏色
 11. 明天是晴天
 12. A New Break Of Dawn

このアルバムは、F.I.R.からソフトな部分だけを抜き出して更にメロディアスにした感じで、F.I.R.を「かっこいい音」とするなら、JSは「おしゃれな音」というところでしょうか。また、ソフィアは中島美嘉の大ファンだそうで、どことなく歌い方も似ています。
全体にリズムはゆるやかで、2曲目、特撮時代劇「仙劍奇侠傳」の主題歌である「殺破狼」と、続く表題曲「遇見未來」の2曲がなかなかの聞き所です。8曲目「命運的重逢」は都会的でおしゃれな曲で、日本語で「♪ 抱きしめて~」という歌詞が何度も繰り返されます。
とにかく全体的に音もメロディラインもきれいで、とてもハイセンスなものを感じます。私はこのアルバムをかなり気に入っております。

JS vs F.I.R.

ところで、JSが「ポストF.I.R.」などと呼ばれたところを見ると、2004年4月にF.I.R.がデビューアルバムで大ブレイクしたのに対して、どうやらJSはその刺客として送り込まれたではないかと思われます。
哥哥妹妹のサウンドなら充分F.I.R.に対抗できるとレコード会社は考えたのでしょうか、F.I.R.が3人の頭文字をとって名付けられたように、哥哥妹妹という垢抜けない名前から2人の頭文字をとってJSと改名しています。更に、F.I.R.の1stには1曲目に序曲のようなインストゥルメンタルが入っているのに対して、やはりJSの「遇見未來」にも歌なしの序曲が入っています。哥哥妹妹はこのアルバムでF.I.R.に近いイメージに作り変えられたようなのです。この兄妹が望んだかどうかはわかりませんが。
とは言え、「遇見未來」はとてもよくできたアルバムで、それなりにヒットもしているようです。逆に、F.I.R.のファンもこのアルバムを気に入るのではないかと思います。
結局F.I.R.には知名度から見ても敗北しているわけですが、その理由は、やはり…ルックスだったのかな?

3枚のシングル

「遇見未來」のヒットを受けて、直後に哥哥妹妹時代のベストに新曲を加えた企画ものが出ていますが、残念ながらそれ以降アルバムは出ておらず、インディーズ・レーベルから3曲入りシングルが昨年までに3枚出ているだけです。ただ、それらは3部作になっていて、3枚セットも出ているので、まとめてアルバムとして捉えることもできます。

Nero-Scream 「Nero - SCREAM」EP
  2006年11月

 1. SCREAM! →MV
 2. Dreamer
 3. 脫軌
 4. SCREAM!(Instrumental)

3部作の2枚目のシングル。トラック1,2はソフィアの作詞で、ソフィアが好きな中島美嘉主演の映画「NANA」へのオマージュで作られたアップテンポの曲です。「SCREAM!」のMVは「NANA」のパロディになっていてちょっと笑えます。


Bianco 「Bianco - 我知道你愛我」EP
  2007年2月

 1. 我知道你愛我 →MV
 2. 飛向札幌的班機
 3. 愛情消失的夏天
 4. 我知道你愛我 (Instrumental)

うって変わって、しっとり系のシングル。「三部曲終章」です。もうF.I.R.の影は無く、カーペンターズを思わせるきれいな多重コーラスを聞けます。
VCD(注)付きの初回版が手に入り、それには前回の「SCREAM!」MVが入っていました。
このシングルは権利関係のトラブルで一度回収され、昨年4月に再発売されたそうです。
何かレコード会社とややこしいことになってるのかなあ…。

とにかく次はアルバムを出してほしいところです。そうでないと応援のしがいがありません。これだけきれいな音を創るユニットですから、もっと出てきてもよさそうなものです。




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タグ : JS Justin&Sophia ジャスティン&ソフィア F.I.R. CDレビュー 台湾グループ