たまには私のC-POPライフなどを紹介してみます。
最近、いろんな方法でパソコンとテレビをつなぐことが出来るようになってきました。私は今年の初め頃からAppleTVを買って楽しんでいます。iPhoneやMacなどのApple社の製品です。
AppleTV わずか8,800円のこの小さな箱で、私のC-POPライフが格段に豊かなものになりました。
テレビでYouTubeを観たり映画をレンタルしたりは、最近のテレビ自体にもその機能は付いていますが、このAppleTVの特徴はそれ以外に、ホームネットワークを通じて、パソコンの中のiTunesの再生リストをテレビで観ることが出来るところです。
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Apple Store - AppleTV C-POPのCDを買うと、よくボーナスDVDが付いてきますので、私は以前からその中のMVはすぐにmp4に変換してiTunesに入れて、いつでも観られるようにしてあります。いちいちディスクを出してくるというのはめんどくさいですから。それで現在うちのiTunesの中の「ミュージックビデオ」に設定したムービーファイルは700本を超えております。そして、iTunesの中には「C-POP MVベスト」という再生リストを作って、その中に私の好きなMVが現在172本入っております。
しかし今までそれはうちのMacのモニターでしか観られませんでした。
かつての第一世代AppleTVは、2万円以上して、中にハードディスクが入っていて、そこにいちいちコピーしないと観られませんでしたが、今のものはハードディスクは入っておらず、パソコンのハードディスクへ直接読み込みに行ってiTunesの再生リストをテレビで表示してくれます。
AppleTVの操作は基本的にiPhoneと同じで、再生リストの中身をシャッフル(ランダム)で再生することが出来ます。
「C-POP MVベスト」をシャッフルで再生すると、これはもう私の好きなミュージックビデオだけを流すテレビ局のような状態になります。うちのテレビにはいつも私の好きなC-POPのMVがランダムに流れることになりました。次に何が出て来るか分からないところがミソです。
この「ベスト」の中には、曲が好きでもMVが嫌いなものは入れていません。逆に曲はイマイチでもMVが面白いものは入れてあります。こういうものは別にずっと観ている必要はなく、音楽として流れているわけですから、こうやってブログを書きながらとか何かをしながらちらっと画面を見ると、その歌手が歌っているのが見えると言うのはとてもいいもんです。BGMと同時にBGVになるわけです。
mp4(H264)ならどんなアスペクト比(縦横比)でも、どんなフレームレート(コマ数)でも再生できます。(最大1920×1080/秒30フレーム)
例えば、今までのC-POPのMVは従来型の4 : 3の画面によく上下に黒身が付いていますよね。私はその余分な黒身を適当に切ってmp4に変換しています。その方が今の16 : 9のテレビに映したときに大きく映るからです。
最近のテレビ DVDというのは90年代前半に作られた古い規格で、今のフルハイビジョンと比べると6分の1ほどの画素数しかありません。当初、DVDやパソコンの中の小さなムービーファイルを今のテレビで見た所で、ぼけぼけになると思っていました。(初期のハイビジョンテレビではぼけぼけになります)
ところが、2009年あたりからテレビのアップコンバート(拡大表示)の機能が高級機から順にどんどん進歩して、DVDもYouTubeの小さな画面も、それなりに充分視聴に堪えられる画質でテレビで表示できるようになってきました。新しいものは安いものでもきれいに観られます。
逆にそれがブルーレイレコーダーの普及を遅らせている原因かも知れませんが、テレビが古くても新しいブルーレイレコーダーを買えば、レコーダー自体にもアップコンバート機能が付いていますので、昔のDVDもきれいに再生してくれます。
VCD
(注) から取り込んだ映像もそれなりに観られます。VCDはDVDの更に4分の1の画素しかありませんが、パソコン上で見た感じをそのまま拡大して表示してくれる感じです。
YouTube YouTubeでは720P以上のHD(ハイビジョン)動画が増えています。これをテレビで観ると地デジ並にきれいに見えます。台湾も来月でアナログ放送が終了だそうで、最近は各レコード会社もMVをHDでアップしています。これはありがたいことです。
しかしAppleTVでYouTubeを観るのはあまりお勧めできません。「おすすめ動画」や「トップレート」など、アメリカのものしか出て来ませんし、検索が日本語に対応していないからです。今後のアップデートを待ちたいところですが、日本語変換機能を入れるとなると容量がでかいですからむずかしいかもしれません。
YouTubeにアカウントを持っていればAppleTVからログインして、自分の再生リストを観ることが出来ますので、そうやって好きなものを観るしかないでしょう。
AppleTVではYouTube以外の動画サイトもいろいろ観られますが、全てアメリカのものです。
Podcastは日本のものを多く見聞きできます。
しかしこれ、YouTubeのHD動画です。むちゃくちゃクリアです。
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梁文音 我們都別哭 MV - YouTube 私がYouTubeにアップした、Angelaの上海公演のときの映像再生リストです。720Pで上げてあります。これもきれいに観られます。(私の場合はわざわざYouTubeで見なくても、元ファイルがiTunesに入っているんですけどね)
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2010 張韶涵 潘朵拉星球演唱會 上海站 - YouTubeプレイリスト ※ちなみに「ハイビジョン」という言葉は海外で言っても通じません。HD(High Definition/高精細)と言います。日本の映像業界でも裏方ではHDと言ってます。DVDなど従来型のビデオはSD(Standard Definition)と言います。 映画の予告編 iTunesストアにアカウントを持っていればオンラインで映画をレンタルできるわけですが、アカウントを持っていなくても予告編は見放題です。日本のものも観られますが、アメリカの最新の物はブルーレイ並みの高画質で観られます。
オーディオ・写真 AppleTVはオーディオも再生してくれます。iTunesに取り込んだCDを再生すると、各ファイルにジャケ写の画像を貼り込んであればそれをテレビで表示しなが再生してくれます。AVアンプにつながっていればサラウンドで音楽を聴けます。もうCDプレーヤーというものは必要なくなりました。
それに、Macの場合だとiPhotoに入れたアルバム写真をiTunesを介してテレビで観ることが出来ますので、オーディオを再生しながらスライドショーも出来ます。Windowsではどういう形になるのかちょっと分かりませんが、同じようなことは出来るはずです。
エアプレイ ホームネットワークがWiFiになっていれば、iPhoneやiPad、iPod touchに入っている動画をエアプレイという機能を使って、AppleTVを介してテレビで観ることも出来ます。
この夏に出るMacの次期OSでは、そのエアプレイが導入されて、MacのデスクトップもAppleTVを通してテレビに表示できるようになるとのことです。これは最近のHDMI端子付きのWindowsPCでも出来るようですが、MacはOSのアップグレードだけで出来るようになります。最近Apple社はiPhoneに力を注いでいて、MacにはiPhoneの機能が遅れて入るという現象が起きています。
リモコン アルミ製でAppleらしいシンプルなリモコンです。この小さなリモコンでほとんどの操作は事足りますが、手持ちのブルーレイレコーダーやDVDプレーヤーなどのリモコンにコントロールを割り当てて、早送り、早戻し、30秒スキップなど、いろいろできるようにもなります。
またMacの場合は、このリモコンをMacに向けると、AppleTVのメニュー画面がMacのモニターに現われて、そこで操作することも出来ます。元々MacOSの中にこの機能が組み込まれているようです。
ほかに、リモコンを使わなくても、iTunes側で操作してテレビに映すことも出来ます。
iPhone、iPad、iPod touchを持っていて「Remote」という無料アプリをダウンロードすれば、それらがリモコンにもなります。
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App Store - Remote アップデート ときどきAppleTVがアップデートを確認して「アップデートしますか?」と聞いてきます。アップデートすると新しい機能が追加されたりトップページのデザインが変わったりします。
以前は1080のフルHDサイズには対応していなかったのですが、3月頃だったかにアップデートが出て再生できるようになりました。
なんと、これを書いている最中に新しいアップデートが見つかりました。「今すぐアップデート」を選択すると勝手にアップデートしてくれます。今回は映画の予告編がフルHD化したことと、接続の信頼性が改善されたとのことです。
AppleTVの但し書き 基本的にパソコンが起ち上がっていて、その中でiTunesが起ち上がっていないと当然iTunesの中身を再生することは出来ません。また、パソコンがスリープした状態ではAppleTVからパソコンにアクセスすることは出来ません。私はMacのモニターだけスリープするように設定してあります。
ホームネットワークがWiFiの場合は、AppleTVのコミュニティの会話を読んでいると、よくアクセスが途切れることがあるようです。しかしうちはWiFiもAppleのものを使っているせいかあまりそれはありません。たまにありますが、AppleTVの電源を引っこ抜いて再起動させると直ります。ホームネットワークがApple以外の場合は有線LANでつないだほうが無難かも知れませんが、これもアップデートごとに改善はされていると思います。
また、専門的な話ですが、インターレースのビデオには対応しておりません。そのまますだれ状の線が出ます。mp4に変換するときにインターレースを削除するか、変換ソフトによってはブレンドすることも出来ますので、そのほうがきれいに見られます。
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私はMacユーザー歴が今年で丁度20年目です。Apple社はときどきユーザーが頭に来ることをやりますが、ツボにハマるものを次々出してきます。AppleTVもその人の生活に合ったいろんな使い方が出来ると思います。
常人には変人にしか見えなかった天才スティーブ・ジョブズが亡くなったので、今後どうなるかは分かりませんが。
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テーマ : Apple - ジャンル : コンピュータ
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