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勇気と希望が湧く歌声です。

新人シンガーソングライターです。カントリーフォーク&ロックという感じでしょうか。デビューアルバムから先行で公開された「Go Go Fighting」の楽しいMVを見て気に入ってしまい、アルバムを買ってみました。これがまたいい曲だらけなのです。

杭士琁 [ハン・シーシュン/オリ・ハン/台湾]
台湾で生まれ、7歳で両親とともにオーストラリアへ移住。やがて彼女は外科医になります。しかし音楽への情熱を棄て切れず、医者を棄てて1人台湾へ帰国。そして貧しい暮らしに堪えながらバンド活動を始め、2010年、テレビのバンドコンテスト番組「創作天團」で優勝したのをきっかけに、台湾へ戻ってから3年目の今年、遂にデビューを果たしましたとさ。

「Oli杭士琁+Band 首張同名全創作專輯」
 2012年5月18日 亞神音樂 歌詞

Oli01-01 01. 轉
 02. Go Go Fighting →MV
 03. 那一年
 04. 好人 →MV
 05. Faith
 06. 就是愛你
 07. This Is The Moment
 08. 防火牆 →MV
 09. 最好的
 10. 愛與被愛

全曲Oliが作詞作曲しています。
全体にアコースティックで、カントリーっぽくバンジョーやフィドル(バイオリン)が入って来たり、アップテンポの曲ではカラっとしたディストーションギターが歯切れよく入ってきます。伸びやかで明るい彼女の歌声はどんなテンポの曲でも心をホットにしてくれます。たとえ悲しく歌うバラードでも青空の下で歌っているような爽やかさを感じます。しかし爽やかで明るいだけでなく、けっこう沁みてくるものがあります。
1曲目から思いっきりノリノリのポップロックが飛び出して来るわけですが、ノリがいいだけかと思ったら、サビに入ると心が高揚するいいメロディが出て来て、何度か聴いていると一緒に口ずさみたくなります。いや、どの曲もとにかくサビのメロディが素晴らしく、勇気や希望が湧いてくる感じがあります。お勧めの曲を選ぼうと思ったのですが選び切れません。100曲以上の自作曲の中から厳選したというだけあって、どれも本当にいい曲ばかりなのです。彼女の志である「悲しいニュースばかりの世の中で、歌で人々の心を豊かにして慰めたい」というのがこのアルバムに詰まっている気がします。
別の見方ですが、「Go Go Fighting」MVのOliを見ていると、医者を棄ててまでミュージシャンになろうとした「ま、何とかなるでしょ」的な途方もない楽観的性格が、いい形で歌に表れているのではないかとも思えてきます。
ちなみに今回はカントリー&フォークでアルバムをまとめていますが、Oliはカントリーにこだわっているわけでもなさそうで、バンドコンテストの映像をいくつか見てみるとポップなものからジャズっぽいものまで色々やっています。今後の展開も楽しみな人です。

今回アーティスト名として「杭士琁+Band」となっているのですが、クレジットを見ると、ほとんど編曲と楽器演奏を姜道 (チャン・タオ) と言う人がやっています。「Band」はどういう意味なんでしょう。このアルバムのエグゼクティブ・プロデュースもOliと姜道となっていて、この2人でアルバムを作ったように見受けられます。或いはOliの夢を姜道が叶えたのでしょうか。
レーベルの亞神音樂は「販売代理」とクレジットされていて、実製作のWealth GlowというレーベルがOliのインディーズレーベルのようです。
亞神音樂からCDが出ているアーティストには、レコード会社に口を挟まれない独自の立場を作っている人が多く見られます。そういうアーティストを見つけて、下手に味付けをするよりも限りなく素材の味を生かした料理として出すのが亞神音樂のように見えます。

MVは現時点で「Go Go Fighting」1曲しか公開されていませんが、歌詞カードのクレジットを見ると4曲撮られています。そのうち1曲「防火牆」はOli自身が監督していて、この人はいろんなことをやってみたい人なのかも知れません。とりあえず「Go Go Fighting」MVが曲とともに彼女の明るさを表していると思います。ぜひご覧あれ。(今後別のMVが公式に公開されればリンクを追加していきます)



※台湾の亞神音樂 (AsiaMuse) は、1991年に日本で発足した「アジアミューズ (当時は株式会社中華芸能)」が始まりで、2005年から2007年のあいだに設立された大陸、台湾、香港、日本の全12社による亜神音楽娯楽集団の一つです。日本のアジアミューズはいわゆるタレント事務所で、現在は台湾の亞神音樂がグループの核になっているようです。
AsiaMuse Japan
亞神音樂娛樂 - AsiaMuse (台湾)


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タグ : 杭士琁 オリ・ハン 台湾女性歌手 2012年デビュー CDレビュー

ジャズ界のアイドル? 可憐な声に癒されます。

久々に新しい人の紹介で、このブログの「カテゴリ」が増えます。
シンガポール出身で、ジャズやボサノバ (ラテン) に分類されている歌手です。その爽やかで可憐でノリのいい歌声が今中華圏で多くのファンを増やし続けています。
私が彼女を知ったのは、昨年台湾でのデビューアルバムが出た時です。新人かと思ったら彼女は2001年に日本でデビューしていたのでした。
とりあえず人物紹介です。

オリビア・オン [Olivia Ong/王儷婷=ワン・リーティン]
Olivia01-01台湾では中国語名より“Olivia”または“奧莉維亞=おりびあ”として名が通っています。
1999年に結成されたシンガポールの少女3人組のユニットMIRAIがアジア各地で活動していて、日本でもアニメソングとしてシングルがヒットしました。しかし2001年にその1人が脱退したために、日本にも拠点を持つS2Sというシンガポールのレーベル (創設者は日本人) が、その欠員を埋めるべくシンガポールでオーディションを行ない、そこで選ばれたのがオリビアでした。その時15歳。オリビアが加入したMIRAIは、日本のみの2種類のミニアルバム『PINK』と『BLUE』を同時にリリースし、オリビアは日本でデビューすることになりました。しかしアルバムのセールスが振るわず、その後解散します。
2003年頃からオリビアは日本にやって来て、日本の高校へ通いながらソロで音楽活動を始め、同年DJユニットGTSのアルバムに1曲ボーカルで参加しています。やがて2005年にS2S内のIncenseという日本のインディーズレーベルから『A Girl Meets Bossa Nova』というカバーアルバムでソロデビューすることになります。その時もまだ19歳です。
以後、2008年までの3年間に8枚ものアルバムと1枚のベストアルバムを出しています。8枚中6枚はカバーアルバムで、ほとんどが英語によるボサノバやフュージョン・ジャズ系のアレンジの軽やかなサウンドの曲です。2曲だけ日本語曲をカバーしていて、松田聖子の「Sweet Memories」と、小林明子の「恋に落ちて」です。
2枚のオリジナルアルバムを出していますが、こちらはダンスナンバーがメインだったようです。アルバムデビュー前から交流のあったGTSがプロデュースしたそうで、その2枚だけ別のレーベルから出ています。その中から「Make It Mutual」という曲がかなりヒットしたようです。
オリビアは英語はかなり堪能なようですが、北京語(普通話)は話せるけど完璧ではないそうです。たぶんシンガポールの潮州語を話していたのだと思います。日本語はこちらへ来てから勉強していたようで、彼女の古いブログを見る限り日本語はなんとか話せるようになったと想像します。日本語の文章は全部ローマ字でしたが。
2008年、台湾の華研國際音樂に移籍し、2010年3月にアルバム『Olivia』で台湾デビューし、いきなりブレイクしました。「日本で活躍していた」というのも注目の要因だったようです。
今年7月に台湾での2ndアルバム『Romance』が出ていますが、その間にもライブアルバムと、日本で録音された未発表オリジナル曲を集めた2枚組『Just for you』がS2Sから出ています。
そして大陸でも注目され始めています。
日本でたくさんアルバムが出ていたということはインディーズ・レーベルなりのヒットはしていたのでしょう。しかしどういう理由で台湾へ渡ることになったかは分かりませんが、日本でちまちまっとヒットするより、聴く人数を考えれば「台湾へ行ってよかったね」と思います。

※追記(12/06) : これを書いた後に更にいろいろ調べてWikipediaに書きました。Wikiの「オリビア・オン」のページは9割ほど私が書いております。このブログとちょっと違うところがありますが、向こうのほうが正しいです。



では、台湾での2枚のアルバムについて書いてみます。
まず台湾でのデビューアルバムでもあり、通算9枚目のアルバムです。

「Olivia」2010年3月5日 華研國際音樂 iTunesストアweb試聴

Olivia01-02 01. You and Me →MV
 02. Feel the Earth Move
 03. Have I Told You Lately
 04. Never Can Say Goodbye
 05. Here, There and Everywhere
 06. Bittersweet
 07. I Can't Go for That (No Can Do)
 08. Ain't No Sunshine →MV
 09. Luka
 10. Stars

オリビアがトラック6を作詞作曲しています。それ以外はカバー曲で、アメリカやイギリスのスタンダード曲をジャズアレンジで聴かせてくれます。ジャジーなポップスですがけっこうPOPな曲も出て来ます。「Have I Told You Lately」はヴァン・モリソンの名曲。「Here, There And Everywhere」はビートルズの名曲で、どちらも私の好きな曲です。ウッド・ベースやブラシを使ったドラムがジャズの世界へ誘います。ちらっとR&Bも入ってきたり、オリビアのボーカルもそれなりにいい雰囲気です。
しかしこういうタイプの曲になると、台湾ではどうしてもジョアンナ・ワン (王若琳) と比べてしまいます。ジョアンナと比べてしまうと大抵の人はちょっと可哀そうですが、ジャズはやはりパワーが必要です。大きなパワーの中で軽く小粋に歌うからこそゆとりの癒しを感じるのです。ところがオリビアはどちらかというとちょっと弱々しい声をしています。
しかしそれを「可憐な声」と捉えると、けっこういい感じには聴こえてきます。決して下手ではないし、長年のキャリアから来るボーカルセンスを持っている人です。
この台湾でのデビューアルバムは音を聴いた限りではレコーディングにかなり時間とお金がかけられたようで、とてもいい音で仕上がっていて、彼女の歌だけでなく全体のサウンドもとても耳に心地よく聴こえてきます。台湾2ndアルバムも含めて高音質CDのSACD版も出ています。
実はこのアルバムはジョアンナの父親である大物プロデューサーの王治平 (ビン・ワン) が総合プロデュースを行なっています。英語でアメリカンなものになるとこの人が呼ばれます。
ジャズ系の音楽となるとうるさい人がたくさんいると思いますが、うるさくない人にはけっこうお勧めのアルバムです。

で、私にはこれは「ちょっといいアルバム」と言う程度の認識で、実のところ台湾での2枚目のアルバムには「また同じような感じかな」とあまり期待はしていなかったのですが、アルバム『Romance』の「A Love Theme」のMVを見て気が変わりました。



台湾での2枚目はジャズとボサノバの呪縛から解き放たれました。

「Romance」2011年7月22日 華研國際音樂 iTunesストアweb試聴

Olivia01-03 01. A Love Theme →MV
 02. 海枯石爛 →MV
 03. Let It Rain
 04. Ready for Love →MV
 05. Sing
 06. Invisible Wings →MV
 07. 要你管
 08. 邊走邊看邊想
 09. Back to Life
 10. Amazing Grace

カバーが3曲入っていますがオリジナルアルバムです。カバーの内の1曲はなんとAngela張韶涵の「隱形的翅膀」の英語カバー「Invisible Wings」で、作詞は原曲に沿った内容でオリビアが書いています。
今回は全体からジャズやボサノバの要素は90%が消え去り、スタイリッシュなPOPと言う感じで、中国語曲も入っています。今までのファンは違和感を感じるかも知れません。しかし私にはここでのオリビアは「水を得た魚」に見えます。別に今までが悪かったわけではありませんが、何か縛りから解かれたように感じます。
1曲目の「A Love Theme」。冒頭は序章のような形で、「♪I Love You~」と情熱的に繰り返し、やがてボサノバのイントロが聞こえてきます。「あ、いつもの感じね」と思っていると、これがどんどんPOPにかっこよく展開していき、今までになかったほどオリビアが生き生きと歌っています。9曲目の「Back to Life」(カバー曲) も素晴らしく歌い上げています。
2曲目だけがちょっとガクっと来ました。この中国語曲はいわゆるフツーのC-POPによくあるやや叙情的なバラードです。1曲目と同じ人が書いているのですが映画の主題歌として書かれたようで、いわゆる企画物です。2曲目にこれを入れているところをみると、中華圏でヒットしやすそうな曲をというレコード会社側の狙いも見えます。しかし違和感はあるものの、単独で聴くととてもきれいでいい曲です。
今回も総合プロデュースは王治平です。彼はオリビアの声に対して「ジャズやボサノバにこだわる必要があるのか」と考えたのかも知れません。それにオリビアは長いあいだカバーばかり歌ってきて自分の持ち歌も欲しかったでしょう。また「隱形的翅膀」のカバーにしても自分で作詞しているぐらいですからきっと歌いたかったのでしょう。今回はあらゆる縛りから解き放たれて、自分が歌いたかったものを生き生きと歌っている感じがします。
今までは、きれいだけども当たり障りのないラウンジ・ミュージックのようだったりドライブサウンドだったり、BGM的に聴かれてきたものが、「オリビア・オン」が主張し始めたようです。
ただその分方向性のはっきりしないアルバムになってはいます。これは過渡期のアルバムといっていいでしょう。次にどんなことをやるのか楽しみです。



ジャケット
Olivia01-05とにかく台湾のCDは装丁に凝ったものが多いです。
『Olivia』の方は厚紙の封筒に普通のCDケースと歌詞カードが別に入っていました。CDケースの地味な中ジャケは曲目が書いてあるだけです。歌詞カードはスタッフのクレジットも英語で書かれてあるので名前が分かりにくいです。封筒はミシンで縫ってあって、上のレビュー記事の外側の写真は糸をほどきかけた時に撮ったものです。紙が厚いのでほどくのに15分以上はかかりました。

Olivia01-04『Romance』の方は事務用で使われるようなしっかりしたビニールケースに紙箱型のCDケースが入っています。この紙箱の差し込み部分が切れそうで開け辛いです。
どちらも面白いと言えば面白いのですが、CDの出し入れがしにくいことこの上ないです。



名前についての疑問
王儷婷の「王」がどうして「Ong」なのか調べてみましたが不明です。シンガポールの公用語の一つ潮州語の発音では北京語の「wang=ワン」に近い「uang=ゥワン」という発音でした。ジュディ・オングの「Ongg」も名字である「翁」の台湾語の中のある地域の発音だそうなので、それと同じようにこれもシンガポールの一部の方言でしょうか。それとも日本デビュー時に日本人に発音しやすいように「オン」にしたのでしょうか。



日本活動時代の試聴
iTunesストアには「Olivia」「オリビア・オン」の2つで登録されています。台湾のものは「Olivia Ong」です。(各リンクはiTunesストアweb試聴ページ)
iTunes - Olivia …「Olivia」というアーティストは他にもいますので、このページの1~5です。
iTunes - 「Precious Stones」 …GTSがプロデュースしたアルバム。
webブラウザ版は30秒ですが、iTunesへ飛べば90秒試聴出来ます。



 →Amazon : アーティスト「OLIVIA」  →Amazon : アルバム「Olivia」
 →HMV ONLINE : 「Olivia Ong」  →博客來(台湾) : 「Olivia Ong」


※一応現在は台湾が拠点ですので「台湾女性歌手」に分類しておきます。


 ◯ 華研國際音樂 オリビア紹介ページ
 ◯ Olivia Ong (個人) - Facebook
 ◯ Olivia Ong (華研國際) - Facebook
 ◯ Olivia王俪婷Ong - 新浪微博(未登録では最近の記事のみ閲覧可能)
 ◯ オリビアの日本時代のブログ


王儷婷 wáng lì tíng ワン・リーティン 発音→
※ウェード式表記 : wang li ting
シンガポールの潮州語読みでも「ゥワン・リーテン」で、近い発音です。

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タグ : 王儷婷 オリビア・オン Olivia Ong 台湾女性歌手 シンガポール出身 CDレビュー

意欲作! しかし聴く人の好みが分かれるかも知れません。
[王若琳/Joanna Wang/ジョアンナ・ワン/日本盤ではジョアンナ・ウォン/台湾]

またいいアルバムに出会いました。しかしこれも説明のむずかしいアルバムです。全編英語で、楽曲的にも「C-POP」というワクで語る音楽ではありません。
ジョアンナが「私の血と涙」と語ったように、大変な意欲作ではあります。日本で台湾のアルバムが先行発売されるなど異例中の異例なことでした。

「バーニーの大冒険 (博尼大冒險)」 →Amazon(試聴あり)
日本盤リリース2011年8月24日(対訳付き)
台湾盤リリース2011年10月28日
ソニー・ミュージック
Joanna08-01
 01. The Adventures of Bernie the Schoolboy バーニーの大冒険
 02. Apathy 無関心
 03. Chitterchat うわさ話
 04. Plotting Revenge 復讐
 05. The Fool 馬鹿
 06. Only Child ひとりっ子
 07. We Just Won't Know みんなの孤独
 08. The Bug バグ
 09. I Blame it on You あなたのせい
 10. The Chicken Circus (Instrumental) チキンサーカス (演奏)
 11. Chitterchat (Reprise) うわさ話 (重奏)
 12. The Revenge of the Farm Animals 家畜の大リベンジ
 13. The Adventure Comes to an End 冒険のエピローグ

表面的なことを書くと、リズムセクションは全く入っておらず、電気的なシンセ音をメインに使って、バロック時代を思わせる極めてクラシカルな楽曲で綴る音楽ストーリーです。タイトルの通りバーニーという主人公の冒険を描いたコンセプトアルバムで、全てジョアンナが作詞作曲プロデュースをしています。

主に電気的な音を使っていますがテクノと言う言葉は似つかわしくないでしょう。クラシカルな楽曲ばかりですがクラシックファンが喜ぶかどうかは分かりません。POPな要素が皆無と言っていいアルバムです。ジョアンナの今までのジャジーな雰囲気も皆無です。私はこれを聴くとロックではないにも関わらず、昔よく聴いたプログレッシブ・ロックのテイストを感じて、とても気に入っているのですが、他の人たちがどう感じるか全く見えないので、ちょっとお薦めし辛いアルバムです。
しかし面白いアルバムです。
少なくともジョアンナのボーカルを聴いているだけでもとても面白く、今までの楽曲では時々しか出てこなかった高音のあの泣き出しそうなよれよれっとした声がたくさん出てきます。ストーリーを表現するための芝居が歌にたくさん入っているのです。様々な声の表現が飛び出してきて、本人がとても楽しんでこのアルバムを作ったことが伝わってきます。
ちなみに12曲目のみ本物のオーケストラが入ってきて、狙いかどうかは分かりませんが突然空間が広がる感じがします。そこにジョアンナの多重コーラスが入って、ブロードウェイ・ミュージカルのような雰囲気になります。最後のエンディング部もオーケストラで穏やかに終わります。

ジョアンナの2ndアルバムは2枚組になっていましたが、そのディスク2は独立した「The Adult Storybook」という、やはりストーリーになったコンセプトアルバムでした。今回はそれの延長でもあり、また違った視点からアプローチした作品ととれます。ジョアンナが本当にやりたいことと言うのはこういうものなのでしょう。

ジョアンナはかつて「自分のやりたいことができない」など、あれこれ不満を言って会社を怒らせたこともありました。しかし今回のようなアルバムを、もし無名の新人が最初から出したとしても誰も注目しなかったかも知れません。不満はあったかも知れませんが、一度売れてたくさんのファンをつかんだために、こういうユニークな作品が注目されたと思います。現在台湾のG-Music洋楽チャートで2週目5位です。4位は前回のアルバム「為愛做的一切」で7週目に入っています。
ちなみに、このアルバムは時間がとても短く、30分足らずです。それで13曲ですから1曲がとても短いのですが、曲間も短いため、つながった曲としてずっと聴いていくことが出来ます。それにユニークなサウンドでひとくくりになったアルバムとしては丁度いいサイズのように思えます。
こういうアルバムは聴いたことのない人が多いと思いますが、とても面白いアルバムだと思いますし、高く評価されるべきアルバムです。

しかしこのアルバム、エレクトリックでクラシカルで、台湾だけど英語で、ジャンル分けは不可能です。CDショップはどこへ置くか悩むでしょうね。

ここから分かる人にしか分からないひとりごとです。
私にはこのアルバムの多くの曲は、途中からリズムセクションがドドドっと入って来るとプログレっぽくなるような感じがします。ある程度スタイルが確立した頃のプログレです。どのバンドのどの曲というのはむずかしいのですが、70年代のヨーロッパのプログレにこういうテイストがよく出て来たような気がします。クラシカルなフレーズと言う意味だけでなく、この電気的なアナログ・シンセサイザーの音が特にツボです。強いて言うならイエスなんかこういうテイストがちらちら出て来ました。それにイタリアのPFMなんかも。それとこのジョアンナの演劇が入ったような歌い方は、初期のジェネシス(ピーター・ガブリエルがいた頃)を思い起こさせます。
また、こういう音楽ストーリーと言えば、昔ロックオペラというのがよくありました。(今もあるんでしょうけど)有名なロックオペラ、ザ・フーの「トミー」とピンク・フロイドの「ザ・ウォール」は映画化もされました。アルバムとのタイアップではなく、そのアルバムを聴いた監督が感動して映画化したのです。
そう言えばイエスのリック・ウェイクマンが「地底探検」とか「アーサー王と円卓の騎士」とか、物語をテーマにオーケストラをバックにしたアルバムを何作も作っていました。(「地底探検」は私は日本公演を見に行きました)
更に違う方へ目を向ければ、クラシックではプロコフィエフの「ピーターと狼」を連想します。
ジョアンナのアルバムを聴くと、なぜかいつも連想ゲームのように昔聴いた音楽を思い出させます。止めどなく続くのでこのへんにしておきましょう。

※このところ立て続けにいいアルバムに出会って、このブログの初心に返ったようにCDレビューが続いとりますな。



Joanna 王若琳 - Facebook
Joanna & 王若琳 公式サイト
newtokyoterror - YouTube …ジョアンナの個人チャンネル


王若琳 wáng ruò lín ワン・ルオリン 発音→
※ウェード式表記 : wang jo lin

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説明できないほど物凄いアルバムです。
[魏如萱/ウェイ・ルーシュエン/娃娃/Waa/台湾]

「不允許哭泣的場合」2011年11月10日 亞神音樂
 歌詞  iTunesストアweb試聴

Waa05-01 01. 溶話
 02. 三個字 →新MV
 03. 一時
 04. 脫光光
 05. 抽屜
 06. 隕石 →MV
 07. 勾引
 08. 晚安晚安 →MV
 09. 我們 →MV
 10. 飛鳥
 11. 吼友
 12. 嗚           ※リンクはWaaのYouTubeチャンネル

う~ん…。言葉が見つかりません。しかし書かずにはいられないほどの感動があります。形の見えない何か得体の知れないエネルギーが迫って来ます。
そもそもWaaの1stを聴いた時からこの人は捕らえ所がありませんでした。(前回の2ndはレビューを書いていませんが)その捕らえ所のない所へ2ndの更に捕らえ所のない進化をしたWaaがやって来て、今回も更に大きく進化しています。先日の東京ライブで1stの曲を1曲もやらなかった理由が分かりました。もうあの1stのWaaは存在していないのです。
ライブではいたって愉快なおねーちゃんでしたが、それがまた余計に捕らえ所をなくします。

プログレッシブ・ロックという言葉で語ると、ちょっと説明が楽になります。MVが先行で出ていた「隕石」を聴くとその言葉が当てはまる気がします。しかし、そもそもプログレとは前衛的で説明出来ないロックをそう呼び始めたわけで、結局説明出来ていないことになるのかも知れません。

このアルバムは2ndと同様に、パワフルな声と突如飛び出す可愛らしい声が混在していて私の脳波が撹乱します。時々その可愛らしい声が太い声に微妙にモーフィングしていく時があり、変幻自在の7色ボイスに背筋がぞくっとする感動を覚えます。

1曲目から意外な曲が飛び出してきます。1曲目「溶話」は前回書いた許茹芸 (バレン・スー) の「你聽見了 (我) 嗎?」の世界観と同じで、私は続けざまに聴いたものでちょっと混乱しました。オーケストラが入ったとてもゴージャスで小じゃれた曲で、古いハリウッドミュージカルのような世界を可愛らしい声で歌っています。
ところが2曲目「三個字」のロカビリーでストレートパンチを食らいます。Waaはどこからこんなセンスを仕入れたのでしょう。
「脫光光」の前半ではちらっと1stのWaaが顔をのぞかせます。
5曲目「抽屜」はインストゥルメンタルで、ピアノと弦によるタンゴです。これは切れ目なく次の「隕石」へとつながります。
「勾引」は8分を超える楽曲で、歌にラジオボイスの語りが絡む、これもプログレと呼んでいいような前衛的な曲です。
「晚安晚安」は可愛らしい声で歌う華麗で切ないバラードで、素晴らしく美しいストリングスアレンジがされています。Waaの歌声が沁みてきて遠い気持ちにさせられます。続く「我們」もストリングスやホルンが入ってくる穏やかなバラードです。かと思うと「吼友」では脳をぐちゃぐちゃにシェイクされました。信じられないほどの声の変化、キャラの変化です。

捕らえ所が無いままに取り留めも無く書いてしまいましたが、このアルバムには世界のどこにもないWaaの宇宙があります。これは聴いてもらわないことにはとても言葉で説明出来る世界ではありません。とにかくこれは物凄いアルバムです。

Waa05-02・・・・・・・・・・・・・・
上のジャケ写は外箱のもので、中はハードカバーの本になっていて、これ自体が写真集&歌詞カードです。いつもながらアーティスティックな写真で飾られています。このあたり陳綺貞 (チアー・チェン) との共通点が多くあります。

 →[預購版] HMV  →百楽園  →[預購版] アジアンドロップス
 →[預購版] YESASIA (香港・日本語)  →博客來 (台湾)

※台湾の博客來から発売日の10日に発送通知が来て、翌日届きました。早っ。



さて、預購版には特典でライブCDが付いていました。(現時点で預購版はまだ入手出来ます)

「2010魏如萱<優雅的刺蝟>香港音樂會Live」
Waa05-03
 01. 我爸的筆
 02. 買你
 03. 門+香格里拉
 04. 一刀兩刃
 05. 問號
 06. Ophelia+冰冷的狂熱
 07. 麋人
 08. 局部的人
 09. 一顆灰塵
 10. 泡泡

この特典は嬉しかったです、東京ライブを思い出します。「我爸的筆」は今度のアルバムの新曲かと思ったらアルバム未収録曲だったんですね。ほかに「Ophelia+冰冷的狂熱」も未収録曲です。「局部的人」からの3曲の熱唱が素晴らしく、「泡泡」はやはり感動します。
このライブではプロデューサーの陳建騏 (チェン・ジエンチー) がピアノで参加しています。東京ライブには陳建騏は来ていたようですが、キーボード2人分のスペースがなかったのでしょうか。ステージがあまりにも狭かったですから。

日付のクレジットがないのですが、これは明らかにYouTubeに上がっている2010年12月13日のときのものです。
泡泡 - 魏如萱優雅的刺蝟音樂會 - YouTube
ophelia+冰冷的狂熱 - YouTube


ついでなので…

Waaの東京ライブ後日談
WaaのFacebookによると、10月26日、ライブ後に恵比寿の焼き肉屋で打ち上げをやったそうです。
Facebookの写真と記事1
「ライブでは多くの成熟した大人たちがとても熱心に聴いてくれた」「日本語をしゃべったら笑われた。私もおかしかった」など書いています。日本の報道で「4年ぶり」などと書かれたものがありましたが、「初めての日本ライブ」と書いてあります。Waaはライブの時も「今日ちょっと寒いね」と言っていましたが、東京の気温はやはりWaaにはかなり寒かったようです。

翌日27日はまず横浜のラジオ局での出演と、産経新聞のインタビューなど。
Facebookの写真と記事2

更に3つの雑誌のインタビューで日本での仕事は終了。
Facebookの写真と記事3

これらの記事は新浪微博のほうにも同じものが文字も画像にしてアップされているのですが、微博には3つ目の記事の最後に「では、お大事に、またそのうちに :) 」と日本語で書いてあります。そのコメント欄に自分で「間違えた!お大事には病人に言う言葉だ」と書いています。
新浪微博の写真と記事

そして翌日28日には香港へ向かい、29日と30日に「香港海洋音樂祭 HOHAIYAN 2011」という音楽フェスに出演しました。

トリビア情報
ルーユン(許茹芸) のYouTubeチャンネルを見ていたら、Google+というのを使って、プロデューサーの陳建騏 (チェン・ジエンチー) とルーユンがPCでテレビ電話をしている動画がありました。陳建騏は「今日本にいるよ。娃娃魏如萱のライブがあるんだ」というようなことを動画の冒頭で言っています。
許茹芸 用Google+ Hangouts 與在日本的 陳建騏 & 歌迷 對話 - YouTube



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魏如萱 wèi rú xuān ウェイ・ルーシュエン 発音→
※ウェード式表記 : wei ju hsuan

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ゴージャスなアルバム
[許茹芸/スー・ルーユン/バレン・スー//台湾]
ブラウザによっては化けるので→[王秀][王秀]

企画物を除くルーユンの通算16枚目(かな?)のアルバム。
いや、もうこれは「素晴らしい音楽」のひと言に尽きます。ルーユンのやりたかったであろうことの一つがここに集約されているのではないかと思えます。

「許茹芸的微醺音樂 你聽見了 (我) 嗎?」
 2011年11月4日 亞神音樂 紙ジャケ   iTunesストアweb試聴

Valen06-01 01. 夜.微醺 when the night falls…
 02. 老實情歌
 03. 巴黎草莓 →MV
 04. I Wanna Be Loved by You
 05. 浪人情歌
 06. 只愛陌生人
 07. 藍色啤酒海
 08. 春光乍洩
 09. 秘密 →MV
 10. 向前走

全編を彩る甘い音色のストリングス。それにおしゃれなピアノ。時にジャジーに、時にロマンチックに、そしてゴージャスに、まるで50年代のハリウッド映画の世界に入り込んだようなイメージに包まれ、1曲目を聴き始めると、あっという間に最後まで聴いてしまえるという、見事なトータルイメージでこのアルバムはまとめ上げられています。1曲ごとのルーユンの歌がどうのといことではなく、ボーカルも全体のサウンドの一つとしてまとめられているのです。
サブタイトルに「許茹芸的微醺音樂 (許茹芸のほろ酔い音楽)」とあるだけあって、ワインやウイスキーやいろんなカクテルなどをテーマにして、それらに合う曲が作られたそうで、このアルバムは全体のサウンドのトータル性も含めてコンセプト・アルバムと受け取れます。
上の曲目にオフィシャルMVへのリンクを張っていますが、1曲ごとではなく全体を通して聴かないとこのアルバムの魅力は分かりません。そこに「アルバム」という形態の意味と魅力があるのです。クラシックによくある組曲と捉えることも出来ます。

このアルバムは10トラックありますが、歌としては9曲で、トラック1はストリングスとピアノによる短い前奏曲です。これがトラック2、つまり歌としての1曲目にも後半に同じフレーズが出て来るのでそのイントロともとれますが、このアルバム全体の序曲と言えるでしょう。そして最後の「向前走」の終わりにも美しいストリングスの演奏が出て来て、全体の終章ともとれる形でこのアルバムが閉じられています。
あっという間に聴けてしまえるのですが、何度聴いても聴き終わった時に「聴いた~…」という満足感を感じます。素晴らしいです。

カバーが1曲あります。なんとトラック4の「I Wanna Be Loved By You」は、あのマリリン・モンローが「♪ププッピドゥ~」と歌ったあれです。もうこれはたまりません。ルーユンおねーさん、本当に惚れてしまいます。この曲は1959年の映画「お熱いのがお好き」の中でモンローが歌ったものですが、調べてみるとそれもカバーだったようで、モンローが歌ったことで有名になったようです。邦題は「あなたに愛されたいのに」。→モンロー版 - YouTube

今回ルーユンは自分では曲を書いていませんが、「提供&エグゼクティブ・プロデュース&アルバム・プロデュース : 許茹芸」とクレジットされていて、自分の会社であるValen Voice Production で、全てルーユンの考えでこのアルバムが作られたと思われます。
ルーユンは2作前の「北緯66度」からアルバム・プロデュースをして、レコード会社の「製品」ではない「自分の作品作り」を始めていますが、大陸の新人歌手とデュエットしたり、多少レコード会社側からの茶々が入ったように見えます。しかし前作「愛.旅行.一公里」から完全にルーユンの世界で創作され、今回は更にルーユンの思いが花開いたように見えます。
創作する人が行き詰まった時に、他人の才能を借りることで途方もない作品を作り上げることがあります。ルーユンは自分が曲を書くよりももっとうまい人を選ぶという、自分がやりたいことを自分でプロデュースしたことでこのアルバムが産み出されたと思います。
私にとっては今年最高のアルバムです。

Valen06-02

 →HMV →百楽園
 →Yesasia(香港/日本語) →博客來(台湾)


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許茹芸 xǔ rú yún スー・ルーユン 発音→

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