記事ナビゲーション





CDレビュー記事
音楽映像レビュー記事
Googleマップでロケ地めぐり
台北ひとり歩き(2010)



張韶涵 Wikipedia
 ↑ 私が大半を書いております。
張韶涵ディスコグラフィ (中断中)

プロフィール

ロビー
  … tenrinrin


カテゴリ

それぞれの歌手の最初の記事で基本的な歌手紹介をしています。(例外あり)
地域の区分けは出身地ではなく活動拠点で分けていますが、区分けがむずかしい人もいます。

Script by Lc-Factory
(詳細:Lc-Factory/雑記)

カレンダー/アーカイブ

11 << | 2019/12 | >> 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 

サーチ & タグリスト

普通にブログ内検索として使えます。検索後に記事中の検索ワードをハイライトさせることが出来ます。
ワードを入力するだけでタグの検索としても使えます。

2007年デビュー
アンジェラ・チャン 張韶涵 张韶涵 台湾女性歌手 蔡淳佳 ジョイ・ツァイ シンガポール歌手 ジョイ・チュア ジョリン・ツァイ 蔡依林 陳綺貞 チアー・チェン 衛蘭 ジャニス Amusic 香港女性歌手 张韶涵 音楽映像レビュー マレーシア出身 フィッシュ・リョン 梁靜茹 梁静茹 ジャスティン&ソフィア 台湾グループ ライブ JS Justin&Sophia GoogleEarth Googleマップ ストリートビュー 芸能ネタ 五月天 メイデイ チャン・シュエン 張懸 iTunesストア オリ・ハン 杭士琁 2012年デビュー CDレビュー 金曲獎 大陸女性歌手 滾石唱片 艾敬 林書宇 シンディ・ワン 王心凌 黄中平 AppleTV 呉建豪 盧廣仲 ナオト・インティライミ G.E.M. 唐禹哲 王儷婷 シンガポール出身 オリビア・オン MIRAI Olivia Ong 王若琳 ジョアンナ・ウォン ジョアンナ・ワン 魏如萱 ウェイ・ルーシュエン バレン・スー 許茹芸 バレン・シュー 卓文萱 ジニー・チュオ MAKIYO 張韶涵ディスコグラフィ S.H.E Selina セリーナ 張韶涵2010 蕭亞軒 エルバ・シャオ 林俊傑 年越しコンサート 丁噹 ディンダン 台北ひとり歩き 台北 台湾 上海万博 古巨基 戴佩妮 易桀齊 台湾男性歌手 品冠 藤岡竜雄 ケルビン ウーズン ろまんす五段活用 2010張韶涵台北コンサートレポート 上海 2010張韶涵上海コンサートレポート 日本ロケ 劉若英 周杰倫 范瑋 郭靜 クレア・クオ 郭静 光良 周格泰 张靓颖 ジェーン・チャン 張靚穎 鄧紫棋 容祖兒 2008年デビュー 范曉萱 メイビス・ファン 范曉萱&100% ファン・ウェイチー アメリカ出身 ファンファン F.I.R. 飛兒樂團 大陸出身 アラン alan J-POP 庭竹 ジャスミン・ティン DTM 王菲 フェイ・ウォン マイケル・ウォン ステファニー・スン 孫燕姿 ホァン・ヤーリー 黄雅莉 上海での日々2 黃雅莉 デュエット 庾澄慶 YouTubeチャンネル 歌詞翻訳 オンライン放送 ペニー・ダイ 衛詩 王歌慧 ジル 楊丞琳 レイニー・ヤン 公主小妹 日本語表記 プリンセス・アイ 台湾原住民族 アイリーン・ダイ 戴愛玲 梁詠 ジジ・リョン 飛輪海 ジェーン・Z 梁靜茹ディスコグラフィ 北京流行音楽典礼 依拜維吉 イーパイ・ブイシー イー・ジエチー Y2J 神木與瞳 レネ・リウ カバー曲 上海での日々 北京オリンピック イボンヌ・シュー 許慧欣 蘇打緑 蕭賀碩 キャンペーンソング 北京歡迎你 北京欢迎你 「北京歡迎你」MV出演者リスト 2007年デビュー デビー・シャオ アンバー・クオ 郭采潔 百變張韶涵 ビクター・ウォン 四川省大地震 救援ソング エミリー・ウォン MAC MacでWindows Mac&PC 英名 許嘉凌 崇拜2nd 蔡淳佳物語 用語集

C-POP リンク

Script by Lc-Factory
(詳細:Lc-Factory/雑記)
リンク切れチェック2012/06/17

QRコード

QR

タグ : 「2007年デビュー」の記事

すごい人を見逃していました

私は昨年始め頃、上海で出会った台湾人たちから「この歌手いいよ」と教えてもらい、それでこの人のことは少し知っていたのですが、その時一緒に教えてもらった陳綺貞 (チアー・チェン) のほうに注目してしまい、すっかり忘れていました。
彼女が今回第19回台湾金曲奨(注)で新人賞にノミネートされたので、「あっ、どっかで見た名前…」と思い出し、改めてそのデビューアルバムを聴いてみました。
こんなすごい人を見逃していたとは、思った通り私の目は節穴です。

Debbie_01蕭賀碩 (シャオ・ハーシュオ) 。通称デビー・シャオは台湾のシンガーソングライターで、とりあえず新人ですが、この人はベテランでもあります。楽曲も素晴らしい上に、低い声で歌うその声にはとても表現力があって歌もうまい人です。
4歳でピアノを習い始め、10歳ですでに作曲をしていたというデビーは現在30歳。昨年のデビューアルバムが出た時点ではたぶん28歳です。
それまでどうしていたのか調べてみると、大学時代は医学を勉強しながら、その21歳の時にワーナー台湾と契約し、その後たくさんのアーティストに楽曲を提供してきたようです。つまりソングライターをやっていたのです。(医師免許も取得したそうです)
楽曲を提供した人の名前を挙げると、台湾では孫燕姿 (ステファニー・スン) 、蔡健雅 (ターニャ・チュア) 、林曉培 (シノ・リン) 、香港では鄭秀文 (サミー・チェン) 、楊千嬅 (ミリアム・ヨン) など、大物歌手の名前がぞろぞろ出てきます。
楽曲提供だけでなくプロデュースも手がけ、上記の人たち以外にも張恵妹 (アーメイ) などのアルバムのプロデュースもしてきたようで、デビーは音楽プロデューサーでもあるのです。
デビーの曲を聴くと、その作曲センスから、かつて松任谷由実 (荒井由実) を初めて聴いたときのことを思い出してしまいました。

ある程度ポップスを知りつくした人が自分で出したデビューアルバムがこれです。

「碩一碩的流浪地圖」2007年1月

Debbie_02 01. 사랑해요 我愛你
 02. 不公平
 03. 唉 ! 愛 (with 伍家輝)
 04. 流浪地圖
 05. 現在才明白
 06. Hello, my friend ! (with 古皓)
 07. 媽媽的肚皮
 08. 淚流不止
 09. 雨不停歇
 10. Her
 11. 사랑해요 我愛你 (カラオケ)

全ての曲をデビーが作詞作曲プロデュースしています。
1曲目からいきなりタイトルに韓国語が出てきますが、この曲は台湾のアイドルドラマ用に書いたもので、それを自分で歌い、大ヒットしたのがこのアルバムを作るきっかけになったようです。「サラヘヨ (愛してる)」という韓国語が心地よく響いてきます。「いい曲」というのはこういう曲のことをいうのでしょうか。
1曲目だけではありません。いい曲がずっと続くのです。特に4曲目、表題の「流浪地圖」は孫燕姿 (ステファニー・スン) に提供した曲ですが、これなどいい曲というか、いいポップスと言ったほうがいいかも知れません。とにかくどれもメロディがきれいで、素晴らしい作曲センスを感じます。その上歌もうまいし惚れ惚れします。
前にJS (Justin & Sophia) のところでも書きましたが、このアルバムからもどこか80年代の日本のニューミュージックの香りを感じます。私にはとても心地良い感覚です。そしてそのJSとも通じるところもあります。デビーのブログにはJSのミニコンサートのことが書かれてありましたので、彼らはつながりがあるのかも知れません。
トラック6,7,8と、どこかジャジーな雰囲気が漂ってきます。ジャズにはなっていませんが、例えば60年代のアメリカのポップスはコード進行やアレンジなどジャズがベースになっているものが多くありました。その感覚でしょうか。欧米のポップスを早くから取り入れてきた日本でも、もうこんな感覚を持った人はあまりいないと思います。デビーはこんなセンスをどこから仕入れたのでしょう。私はこの3曲を聴いて更にすごい人だと思ってしまいました。その8曲目はアレンジが完全にジャズボーカルの世界になっています。
トラック9,10とも最後まで「いい曲」は続きます。
これはさすがに新人のレベルのアルバムではありません。
デュエットが2曲入っていますが、伍家輝 (ウー・ジァーフェイ) と古皓 (クー・ハオ) という人を調べてみると、2人ともシンガーソングライターで、デビーと同じくプロデュースまで手がける人たちでした。
あえてデビーの不利な点をを挙げるとしたら、その声の低さから、やや華やかさに欠ける感じがあります。こういう人はヒットチャートにはあまり出てこないのでしょうが、じっくりと根強いファンを増やして、じわじわ売れていくのではないかと思います。

金曲奨のノミネートを受けてか、「飛躍する30歳」という触れ込みで4曲入りシングルが間もなく出るようです。


今回の台湾金曲奨の新人賞ノミネートにはいろいろ物議があるようで、これにノミネートされた人で中華圏の報道で言う意外な人と言うのはデビーのことです。このデビューアルバムは、発売直後に玫瑰大眾音樂ネットのアルバムヒットチャートでは、20位に1回顔を出しただけなのです。
金曲奨の舞台裏的には、CDの売り上げだけではない真の実力者も入れておきたいという考えがあったのかも知れません。
受賞の発表は7月5日、台北アリーナで行われます。

第19回台湾金曲奨ノミネートリスト


スポンサーサイト




テーマ : 台湾ポップス - ジャンル : 音楽

タグ : 蕭賀碩 デビー・シャオ 台湾女性歌手 2007年デビュー CDレビュー

キュートな実力派新人の渋いアルバム

アンバー・クオ_01郭采潔 (クオ・ツァイチエ) 、通称アンバー・クオは、昨年暮れにデビューした新人です。このルックスですから、すでにあちこちから引っ張りだこのようで、台湾、大陸のCMに数多く出ています。しかし昨年デビューした同じ「クオ」の郭靜 (クレア・クオ) と同様、歌はアイドルPOPではありません。また、ツァイチエはソングライターでもあり、このアルバムからはその才能を感じさせるものがあります。ジャケ写のルックスも売りの一つでしょうが、中身もなかなかの出来のデビューアルバムになっています。
元々は、F.I.R.の阿沁や孫燕姿 (ステファニー) らの4本のMVに出演して注目されたのがデビューのきっかけだったようです。新譜のテレビCMは、とりあえずその類い希なルックスで引きつけようというのか、ツァイチエの歌は流れず、そのMVの出演シーンを集めたものになっています。
 ● 新譜のCM

現在ツァイチエは現役女子大生の21歳です。


隱形超人 「隱形超人」2007年12月
        →iTunesストアweb試聴

 01. I Remember →MV
 02. I Need You
 03. Shopping 明天
 04. 快一點 →MV
 05. 隱形超人 →MV
 06. 誠實地想你
 07. 欠踹的背影
 08. 我的未來式
 09. 走路飛行
 10. 愛情定格 →MV   ※MVはYouTube

全体にスローな曲でもロックテイストを感じるものが目立ちます。
可愛い声ではあるものの、1曲目から渋い曲が流れてきます。ツァイチエ作詞作曲の英語曲です。(プロデュースの陳偉という人が詞曲ともにサポートしています)ヘビーギターこそ入っていませんが、もし入っていたら往年のブリティッシュロックのバラードを彷彿とさせます。私の好きなタイプの曲です。できれば泣きのギターなどを入れてもっとドラマチックに盛り上げて欲しかったところです。
2曲目はアコースティックロックっぽい感じで始まる曲で、これもツァイチエが書いた曲です。なかなか渋い曲を書く人です。アレンジもドラマチックに展開します。
ツァイチエが書いたのはこの2曲だけですが、このアルバムは全体に渋い感じでまとめられています。
と言っても、トラック3,4はアイドル系の要素が入っています。特に4曲目「快一點」は元気一杯ロックンロールアイドルPOPです。この2曲を外せば、渋~いアルバムに仕上がっていたはずです。
レコード会社(ワーナー)としても、ツァイチエの音楽的才能を全面に押し出したいところではあるものの、このルックスとこの声ですから、アイドル的に売れる可能性も考えたのでしょう。どう転んでもいいようにこの2曲を入れたのだと思います。実際のところ、発売直後からこの「快一點」がかなり注目されているようで、おそらく今後もこの路線は外さないでしょう。しかしこの2曲は浮いています。
この「快一點」の次に5曲目表題の「隱形超人 (見えない超人)」のイントロが聞こえてくると、ガクッとなるほどシリアスな雰囲気になります。このギャップはすごいです。この表題曲を含めて、渋い曲かっこいい曲がこのあと次々流れてきます。
8曲目「我的未來式」はノリのいいロックンロールで、ユニークな展開をしていきます。
9曲目「走路飛行」はややPOPな曲で、これもノリのいいかっこいい曲です。これは私のお気に入りになりました。
ラストの「愛情定格」はF.I.R.の阿沁が書いたもので、この曲もこのアルバムの中で異彩を放っているものの、渋い曲です。ピアノとストリングスをメインにしたドラムレスのアレンジで、まるでミュージカルの一場面を観ているかのような曲です。阿沁はかなりロマンチストのようです。ツァイチエの裏声も素晴らしいです。

ちなみに、1,2,5のMVとジャケ写は仕事し過ぎの黄中平 (ホァン・チュンピン) 監督です。クレアのジャケ写とMVもこの人です。

これからツァイチエは才能とルックスの間で揺れ動いていくことになるのでしょうか。
第19回台湾金曲獎の最優秀新人賞のノミネートには、予想外の人が入っていて、この郭采潔と郭靜の2人の「クオ」が入っていないのはおかしいという報道がされています。特にクレアのファンはかなり騒いでいるようです。金曲獎の舞台裏ではかなり「大人の事情」が渦巻いている気配です。

出演CM1(台湾)
出演CM2(台湾)
出演CM3(大陸) …孫燕姿と共演。(このCMを編集した上海の会社に、以前私はずっと出入りしてました)



テーマ : 台湾ポップス - ジャンル : 音楽

タグ : 郭采潔 アンバー・クオ 台湾女性歌手 2007年デビュー CDレビュー

実力派ロリータちゃん

この子もすごい新人です。デビューアルバムはC-POPらしいバラードがほとんどですが、1曲目からなかなかの歌い回しで、それはアルバムの最後まで続きます。

我不想忘記ni「我不想忘記你」2007年6月

 01. 我不想忘記你 MV
 02. 仨人 (范瑋琪+張韶涵+郭靜) MV
 03. 想個不停 MV
 04. 離開 (Leave) MV
 05. 一個人彈琴
 06. 麻雀 (=スズメ) MV
 07. 你的香氣 MV
 08. 拉警報
 09. 時光
 10. 有生之年

郭靜 (クオ・ジン)、通称クレア・クオは昨年6月に台湾でデビューしました。前に紹介した丁噹 (ディンダン) の1週間前のCDデビューです。新しいアイドルかなと思ったら、企画ものの歌声ではありませんでした。ディンダンもすごい新人ですが、このクレアも全く違うタイプのすごい新人です。可愛らしい声ではあるものの、目をつぶって聞くと、その歌い回しは大人の歌声で、見た目の可愛らしいルックスからは想像がつかないような歌が聞こえてきます。それもそのはず、クレアは見た目とは裏腹に、実は現在27歳です。(えーっ!)
MVでも女子大生らしき役をやってますが、違和感がありません。
クレアは音楽の世界に入るまではとても内気だったそうですが、その顔を覆い隠すような髪型からはまだそれを感じさせます。

クレア-01クレアはアルバムデビュー前から、台湾ドラマの多くのエンドテーマ曲を歌ってきました。「あの歌を歌っているのは誰?」ということで話題に上りますが、全くマスコミには顔を見せませんでした。その歌声からは想像がつかない顔を初めて見せたのが、デビューアルバムのジャケ写だったのです。ドラマのテーマ曲はデビュー後に使用されたものも含めると、このアルバム10曲中7曲もあります。(トラック1,2,4,5,6,7,9)
最初のデビューとも言えるエンドテーマは4曲目「離開 (Leave)」で、2004年の「ファイアーミッション (火線任務)」というドラマのサントラ盤にも収められています。7曲目は「イルカが猫に恋をした (海豚愛上貓)」のエンドテーマで、こちらは2005年のサントラ盤に収められていて、いずれも日本版が出ています。

前にも品冠 (ビクター・ウォン) のところでも書きましたが、C-POPではデュエットが多く、それはある歌手のファンを別の歌手へ引っ張っていくためのレコード会社の策略で、私はその策略にハマりっぱなしです。昨年のこのアルバムが出た頃、Angela (張韶涵) を検索していてクレアを見つけました。
2曲目「仨人」は新人クレアと、その先輩Angelaと、更にその先輩范瑋 (ファンファン) とのトリエットです。この大物2人と歌わせるところを見ると、クレアのレコード会社であるリンフェアレコードがかなり自信を持って送り出したことがわかります。この曲の作曲はファンファンねーさんです。

仨人その「仨人」MVについて

これはよくできたMVで、私はこれが大好きです。なによりもこの3人がきれいに撮られているのがすばらしいです。「仨人」という名のパン屋さんでのドラマ仕立てMVですが、台湾ではかなり評判が良かったのか、衛星放送のチャンネルVで放送されたものが「I'm Vlog台湾」に山ほどアップされています。やはりレコード会社の策略が当たったのか、この3人のファンがそれぞれ注目したようです。
しかし、クレアの方がAngelaより年上というのは信じられません。
ところでこのMVは販売してくれないのでしょうか。DVD付きの2ndバージョンを期待して待っていましたが、出る様子がないので通常版を買ってしまいました。

とにかくクレアはディンダンともども応援のしがいのある大期待の新人です。クレアも今年の台湾金曲奨の新人奨ノミネートの有力候補だと思います。

※「クレール・クオ」の表記もありますが、本人が「クレア」と言っていました。
※ 香港にも「郭靜」と同名の歌手がいるので注意。大陸にも同名の女優がいます。

公式サイト(台湾)
郭静 - Wikipedia

郭靜の次の記事へ


関連記事


テーマ : 台湾ポップス - ジャンル : 音楽

タグ : 郭靜 郭静 クレア・クオ 張韶涵 アンジェラ・チャン 范瑋 台湾女性歌手 デュエット 2007年デビュー CDレビュー

4年の歳月をかけた大型新人のアルバム

丁噹 (ディンダン) は昨年の7月に台湾でCDデビューした新人です。しかし「今度デビューしました。よろしくお願いしまーす」的な声ではなく、かなり歌い込まれた声のように思えます。
発売と同時に台湾でかなりヒットしたこのアルバムで、そのすばらしい歌唱を聞けます。

離家出走 「離家出走」2007年7月

 01. 離家出走
 02. 可以不可以
 03. 明白
 04. 愛情沒有答案
 05. 代替
 06. 自由
 07. 雙飛 (with 黃曉明)
 08. 白蛇
 09. 往心裡探險
 10. 討你歡心

ディンダンの魅力はその驚異的に広い音域と、どこか暖かみのある心地いい歌声です。ディンダンも超ハイトーン「イルカの音」を持っています。先日紹介した大陸の张靓颖 (ジェーン・チャン) よりはやや低めですが、ディンダンの場合はいとも簡単に出しているように感じます。トラック1,2でそれを聴くことができますが、特に1曲目「離家出走」は表題になっているだけあってディンダンの声を最高に生かして作られた曲のように思えます。私はこの曲が大好きです。
2曲目「可以不可以」は卓文萱 (ジニー・チュオ) が一昨年歌ったもののカバーです。
そしてそれら2曲と8曲目にはロックバンド五月天 (メイデイ) のメンバーが楽曲提供と演奏で参加しています。
ところで3曲目「明白」は台湾映画「盛夏光年 (花蓮の夏)」の挿入歌で、これは2006年のもので、更に7曲目「雙飛」は中国時代劇「神雕侠侶」の主題歌で、これもすでに2005年に発表されたものです。その時点でディンダンはデビューしていたとも言えます。ちなみにデュエットしている黃曉明 (ホァン・シャオミン) はそのドラマの主役で大陸の役者です。

苦節4年

ディンダンはパブで歌っていてスカウトされ、実はそれからこのアルバムが出るまでに4年もかかっているのです。2年目にアルバムができつつあったそうですが、ディンダンの声を生かしきった曲がないというプロデューサー判断でデビューは先送りになり、更に2年が費やされたのです。
そのあたりからまたいろいろ推理してみました。

「可以不可以」のカバー

その2年目というのは中国時代劇の主題歌を録音した2005年ですが、その時点でこのアルバムはほとんどできていたのではないかと思われます。おそらくその主題歌を話題にアルバムを発表するはずだったのでしょう。
2曲目「可以不可以」は、2006年のジニーのカバーということになっていますが、ディンダンの方がその2005年の時点で先に録音していた可能性があります。
なぜなら、まずどちらも同じカラオケが使われているのですが、ジニーから1年も経っていない上に、それほど話題にもなっていない曲を同じカラオケで安易にカバーするのは、これだけ歌唱力のある大型新人のアルバムとしてちょっと考えにくいということがあります。仮にディンダンがあとだとしたらアレンジを変えて新しく録るでしょう。
つまり、先にディンダンが録音していたけれどデビューは全く未定。ジニーがこの曲を歌ってみるとカラオケとキーが合っていたし、なかなかいい感じだった。それに大物アーティストによる楽曲とカラオケを眠らせておくのはもったいない。それでそのままジニーのアルバムに収められてしまった。ということではないかと思います。

さて、更に2年かかってでき上がった「ディンダンの声を生かしきる追加曲」は「離家出走」1曲だけだったのではないかと思います。このアルバムを聴いているとそんな気がします。プロデューサーはこの曲を待っていたのだと思います。
その間ディンダンは、やはりパブで歌っていたのでしょうか。

これからに期待!

「離家出走」はデビューアルバムとしてはすばらしい出来だと思います。
しかし、表題曲「離家出走」を聴くと、もっとディンダンには凄いものがあるんじゃないかと思ってしまいます。もしこのアルバムにこの曲が入っていなければ、確かにちょっと物足りないものになっていたかも知れません。この1曲目の歌唱力のインパクトがあるから、他の曲も輝いて聞こえるのかなと。
いずれにしてもディンダンという歌手はこれからが楽しみな人であり、充分応援のしがいがある人です。今年の金曲奨(注)の新人奨ノミネート有力候補でしょう。

「可以不可以」のMV(注)について

可以不可以MVこのMVを撮った周格泰 (チョウ・グータイ) 監督のこともいつか書きたいのですが、MVの本来の目的を逸脱したものばかり撮る人です。しかし作品は面白いものが多いのです。この「可以不可以」MVもディンダンの歌はほとんどBGMにされてドラマ優先になっています。おまけにディンダンは全く登場せず、主役の五月天のメンバーである「怪獣」のドラマと化しています。MVにはなっていませんが、これはこれでいい作品で、幼なじみ2人のちょっと切ない物語です。
「可以不可以」MV(7' 24") ※中国語の「演出」は「出演」の意味です。

補足:ディンダンには「RING」という英名があるようですが、使われているのを見たことがありません。


YesAsia.com -「離家出走」(DVD付き)

丁噹 次の記事へ
丁噹 全記事へ

関連記事


テーマ : 台湾ポップス - ジャンル : 音楽

タグ : 丁噹 ディンダン 台湾女性歌手 大陸出身 周格泰 2007年デビュー CDレビュー