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【特別企画^^】
日本で撮られたC-POPのMV - 北海道編1

今日から2回、北海道編です。今回は札幌在住のAさんから多大なご協力を得まして、地元の人でないと知り得ない情報をいただき、更にそれをヒントにたくさんのロケ地が見つかりました。それで今回はFishのMV2本だけにして、ロケ地めぐりとともに撮影隊の足取りをたどってみることにします。



■梁靜茹 (フィッシュ・リョン) アルバム「崇拜」(台湾・2007年)より

  「崇拜」MV    「會呼吸的痛」MV   …YouTube


Google12-01

台湾のMVの巨匠、周格泰 (チョウ・グータイ) 監督によって、一週間かけて北海道で撮影された2本のMVです。メインの撮影は「崇拜」のほうで、「會呼吸的痛」はその道中を記録した旅の思い出アルバムのような内容になっています。そしてそのロケ地を見つけていくと、撮影隊の足取りが見えてきました。撮影隊は2007年10月の初め頃に北海道に入っています。一週間の撮影と言っても初日と最終日は移動日ですし、途中札幌からメインの撮影目的地トマムまで移動していますから、それらの日はあまり撮影は出来なかったでしょう。そしてFishだけ1日遅れて北海道入りした形跡があります。ですから実質3日半ぐらいしかトマムでの撮影はなかったと思われます。しかし移動中の映像などが「會呼吸的痛」のほうで使われているわけです。
ちなみに「崇拜」MVは2008年の第19回台湾金曲奨で最優秀MV賞を受賞しています。

まず「崇拜」は、富良野の少し南にあるスキー場やリゾート施設のあるトマムの、「水の教会」と言うところでほとんど撮影されています。
Google13-02 Google13-03
※Googleマップで表示

3日半のあいだにこの「崇拜」の全シーンと、どこかの草原で「會呼吸的痛」の歌のシーンが撮られたようです。(この2本のMVは2年前にレビューを書いています→


Google13-04
では、「會呼吸的痛」のロケ地を見ながら、この撮影旅行の経路を推理してみることにします。

※ストリートビューは常に更新されるため、位置がずれていたり削除されていることもあります。

■札幌・・・・・・・・・・・・・・
まず撮影隊は台湾から新千歳空港に到着し、すぐに札幌へ入ったようです。大きなライトも持ってきたようですので、日本人コーディネーターもいたことでしょうからレンタカーなど車を準備していたと思われます。その日と翌日は札幌市内の景色を撮って回ったようですが、札幌ではFishはワンカットしか映っていません。実は直前までFishは休暇で東京にいたのです。

冒頭のホテルの窓から見下ろしたと思われるカット。これは札幌京王プラザホテルから見た景色でした。
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※Googleマップで表示
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下から見ると、高架のオレンジ色の部分が見えます。

2日目、スタッフは札幌市の狸小路界隈を中心にうろうろしたようです。空港からすぐにトマムへ向かわなかったのは、これも目的のひとつだったからでしょう。
狸小路2丁目アーケードの入り口です。
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※ストリートビューで表示
7丁目の入り口前にある時計。
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※ストリートビューで表示
中古レコードショップ。このアーケードはストリートビューが入っていけるようになっています。
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※ストリートビューで表示
6丁目の「ヘアープラザ・イクタ」です。
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※ストリートビューで表示
不動産屋の貼り紙。
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※ストリートビューで表示
この信号は中村園というお茶屋さんの前です。
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※ストリートビューで表示
札幌路面電車が通過するのも、上の中村園の左側の通りです。
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※ストリートビューで表示
ほかに札幌テレビ塔もちらっと出て来ます。

6丁目アーケード内のこのお店。
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※ストリートビューで表示
Google13-07
Aさんによると、Fishがアイスを食べているのはこのお店かも知れないということです。なぜか箸で食べています。
想像ですが、札幌ではこれ以外にFishが映っていないところを見ると、この2日目の夕方にFishはスタッフと合流したのかも知れません。


■札幌→新夕張→トマム・・・・・・・・
Google13-23撮影隊は札幌でもう一泊して3日目、新夕張を経由してトマムへ向かうのですが、Fishは新夕張駅から一部のスタッフと列車に乗り、車とは別行動したようです。途中「幸福の黄色いハンカチ思い出ひろば」という、映画のロケ地を観光地にしたところに寄っていますが、地図を見ると、わざわざここへ寄ったのはどうも経路が不自然です。この疑問を解くのにちょっと時間がかかりました。
Google13-31

まず、この買い物をしているスーパーは、Aさんによると北海道民なら誰にもお馴染みのセイコーマートというコンビニだそうです。どうやら新夕張駅近くのもみじやま店のようです。
Google13-24 Google13-25
※ストリートビューで表示
Google13-26
店の向かい側の山を見ると、上の窓外の山になんとなく形状が似ていませんか? 左の赤い屋根も見えているような…。
 ※ストリートビューで表示

Google13-32この階段は新夕張駅の東側のこの階段のようです。→
ここの駅員さんですね。ホームや列車内の撮影許可を貰ったのでしょう。なんだか歓迎された雰囲気です。

MVのラストのほうに出て来ますが、新夕張駅ホームのやや端のほうです。
Google13-27
このホームの影の角度を見ると、駅の向きから見て午前11時頃のようです。

Google13-28列車内の映像がこのMVのメインにもなっています。切符の日付は平成19年10月の6か0か。いずれにしても一桁の日付です。
これで車と別行動で列車内を撮りながらトマムへ向かったのかと思いましたが、この「新夕張から350円」というのが気になりました。トマムまでは1040円です。調べてみると、トマムへの石勝線にはMVに出てくるローカルな列車は走っておらず、「スーパーとかち」だとか豪華な客席のものだけです。これはローカルな車内を撮りたいがために、一部スタッフだけで1両編成の夕張行き(夕張支線)に乗ったと考えられます。そして夕張駅で車と待ち合わせ、改めてトマムへ向かったのだと思います。それなら途中で国道沿いの「幸福の黄色い~」に寄れますので経路の謎が解けます。(上の地図参照)それと上記セイコーマートもその国道沿いにあり、昼食の時間がないのでそのときに寄った可能性があります。時刻表を調べると、新夕張発、夕張行きは、朝9時3分の次は11時56分しかありませんでした。所要時間26分です。
あれこれ計算して、トマムに着いたのは早くても午後2時を回っていたと思います。その日のうちに撮影したとしたら「會呼吸的痛」の草原のシーンでしょう。準備や移動でカメラが回るのは夕方になったようで、MVではかなり陽が傾いています。ブログによるとライトを使って日暮れまで撮影しています。翌日4日目の朝から「水の教会」で「崇拜」の本格的な撮影に入ったわけです。記事によるとこの教会を3日間借り切り、「3回分の婚礼の費用が必要だった」と言うことです。CMとのタイアップでもないのに、これだけお金をかけたMVは少ないです。
この切符からあれこれ疑問が出てきて、このスケジュールを推理してみたわけですが、おおよそ段取り的にはこんなものだろうと思います。
「會呼吸的痛」は悲しい失恋の歌なのですが、このMVはFishや撮影スタッフにとっては楽しい思い出アルバムになったのではないでしょうか。


・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、ちょっと余談になります。
この撮影はビデオではなく16ミリフィルム(Wiki→)で撮影されています。ランニングコストがビデオの10倍以上かかります。その分ビデオのようにやたら無駄な回し方はしないわけです。「會呼吸的痛」は映像が上下のコマが見える3階建てになっていますが、これはフィルムらしさを出すためか、わざとこのようにビデオ変換しているのです。前回の利綺 (リーチー) のMVもそうでしたが、周監督はこれをよくやります。
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左が普通の16ミリカメラで撮ったもので、中の画面は従来型テレビの4:3の縦横比です。80年代半ばまで、日本のドラマの多くがこれで撮影されていました。右はスーパー16と言ってワイドに写ります。これは安価で劇場用映画に拡大して使うために90年代(たぶん)に開発された規格です。2台カメラを持って行ったわけですね。

最近は台湾のMVもビデオで撮られることが増えてきましたが、それでもまだまだ多くが16ミリで撮られています。フィルムの質感の味わいと言うのは、高く付いてもなかなか離れられないものなのです。日本ではほぼ消えてしまいましたが、マニアでこだわりを持つ人はまだ少なからずいます。



つづく
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【特別企画^^】
日本で撮られたC-POPのMV - 東京・神奈川編4
東京・神奈川編の最後は古いものを中心に、ロケ地めぐりよりも「こんなMVがあった」という紹介がメインです。

※MVへのリンクはYouTube。


■利綺 (リーチー)「愛太遠 + 藏不住」MV(台湾・1999年)
Google12-03全編東京で撮られた見ごたえのあるドラマMVで、日本と台湾の恋物語が描かれています。シンガーソングライターだった利綺はもう活躍していない人ですが、きれいなバラードを歌う人でした。これは99年6月のデビューアルバム「ANGELFISH」からのMVで、MVの巨匠、周格泰 (チョウ・グータイ) 監督による2曲分のMVをつなげた10分を越える大作です。
物語は1994年春の2人の出逢いから始まります。利綺は台湾から来た内気な留学生の役で、彼女に惚れる相手役の男優は松川竜二と言って日本の役者です。最近にはない純愛物語です。
後半に水の入ったビニール袋がたくさんつり下げられていますが、よく見るとエンゼルフィッシュが1匹ずつ入っていて、このアルバムタイトルにつなげています。これがちょっと分かりにくいです。
物語のラストは、2人が離れ離れになったことを暗示させる終わり方をしています。

そしてこの物語には続編が作られました。

■利綺 (リーチー)「體貼」MV(台湾・1999年)
■利綺 (リーチー)「天堂」MV(台湾・1999年)
Google12-04同じ年の暮れに出た2ndアルバム「體貼 (思いやり)」からです。やはり周監督による2本の連作で、再び東京で全編撮影されました。撮りに来た季節が違うせいか回想シーンでの出逢いの設定などが変わっていたり、続編と言うほど完全に前回からつながっているわけではありません。今度は日本語のセリフがたくさん入ってきます。94年の回想と99年 (現在) のシーンが交差するところはちょっと混乱するかも知れません。
ラストはこのあと2人は遠距離恋愛になるだろうことを予感させて終わりますが、この続編は作られませんでした。そして利綺という歌手は消えてしまいました。
この人は元々CMソングを作って来た人だそうで、もしかしたらまたそちらの世界へ戻ったのかも知れません。または結婚して引退したか。
日本ドラマ「東京ラブストーリー」が台湾で放送されて以来、90年代半ばから日本ドラマブームがしばらく続いたらしく、利綺のMVは東京まで行って日本ドラマを撮ろうとしたように見えます。また、そのころ台湾では「日本人と恋に落ちる物語」というのがトレンディだったのかも知れません。

「體貼」に出てくるこのシーンは隅田川河口附近です。
MVの左にちらっと映る橋の上から見たのが右のストリートビューです。
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※ストリートビューで表示



■游鴻明 (クリス・ヨウ)「七月一號」MV(台湾・1999年)
■游鴻明 (クリス・ヨウ)「五月的雪」MV(台湾・1999年)
Google12-05アルバム「五月的雪」からで、この2本は違う季節の違う場所で撮られています。
「七月一號」MVは桜満開の東京へ撮りに来ています。いろんなところで撮られているようですが、場所を特定できるものはほとんど映っていません。電車がたくさん出てきます。多くは小田急線だと思いますが、ほかの線も混じっているかも知れません。電車のシーンは見た感じでは世田谷区で、このあたりはほかに京王線と東急線も交差して走っています。

「五月的雪」MVは、東京・神奈川編から外れますが、この雪景色はどう見ても東北地方のどこかに見えます。北海道ではないような気がします。ワンカットだけ湖が出て来ますが、秋田の田沢湖っぽい感じです。
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■吳佩慈 (ペース・ウー)「東京物語」MV(台湾・1998年)
Google10-05日本のCMにも何度か出ているモデルの吳佩慈のアルバム「all my pace」から、張洪量 (ジェレミー・チャン) とのデュエットです。お台場と都庁前などで撮影されています。人力車は浅草でしょう。梅雨時に来てしまってずっと天気が悪かったようですが、曲とマッチしてしっとりした画面になっています。ただ、「東京物語」と言っても歌詞の内容は東京と全く関係ありません。デュエットで愛を問いかけ合う内容です。これの前年に同じく張洪量が、莫文蔚 (カレン・モク) とデュエットした「広島之恋」という曲がありましたが、それも広島とは関係ない歌詞でした。どちらも張洪量の作詞作曲です。



■陳奕迅 (イーソン・チャン)「富士山下」MV(香港・2006年)
Google10-06アルバム「what's going on」からです。何の変哲もない場所なのでどこで撮ったかは不明ですが、車が右ハンドルで道路の左に駐車しているので日本であることは間違いないです。雨を降らしたり道路使用許可を考えると日本の制作会社にコーディネイトしてもらっているでしょうから、やはり段取り的に東京で撮っていると思われます。これをわざわざ日本へ撮りに来たことが不思議です。こちらは歌詞に富士山が出て来ます。ちなみに香港ではMVが2種類作られることが多く、これはテレビ放送用で、メインのもう1本はスタジオで撮られています。



■ I Love You Boyz「搖擺烏克蘭」MV(香港・2007年)
Google10-07香港のコミック・デュオです。東京でたくさんコントを撮影してDVDを出しました。このMVはそのダイジェストになっているようです。回りながら歌っている場所は渋谷センター街の入り口附近です。



例外編

■S.H.E.「Nothing Ever Changes」MV(台湾・2002年) …これはMVのために日本へ来たのではなく、企画で彼女達が東京旅行をした時の写真がちりばめられています。歌っているシーンは台湾で撮られたと思われます。

以下は東京の景色がちらっと入っているMVで、ストック映像を使ったと思われるものです。
■楊培安 (ヤン・ペイアン)「完美世界」MV(台湾・2007年) …ゲームの主題歌です。イントロ部になぜか渋谷の駅前が出て来ます。
■卓文萱 (ジニー・チュオ)「獨家快樂」MV(台湾・2009年) …冒頭7秒目あたりに短くフラッシュバックで新宿の夜景が出て来ます。黄中平 (ホァン・チュンピン) 監督がファンファンのMVを撮りに来たときの未使用映像を使ったのではないかと思います。



こうして東京・神奈川編を見て来ると、東京では新宿、渋谷、お台場などが、どうしても撮影定番スポットになるようですね。ほかにも私が見つけていないものがまだあるだろうと思います。ご存知の方はコメントを下さい。
次回から北海道編です。

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売れっ子と巨匠の勝負!

ジョイのアルバム「回到最初」から、中孝介のカバー曲「隱形紀念 (それぞれに)」と「回家的路 (家路)」の2曲のMVがアルバム発売直後に公開されました。この似たタイプの曲を「懐かしい我が家に帰る」という同じテーマで2人の監督が撮っています。前者は台湾でおそらく最もMVを撮っているであろう売れっ子黄中平 (ホァン・チュンピン) 監督、後者が台湾のMVの巨匠と云われる周格泰 (チョウ・グータイ) 監督で、この2人が競い合っています。それぞれどんな解釈でMVを撮ったのでしょう。



■隱形紀念 MV
joi-10-01黄中平監督については、私はいつもけちょんけちょんに書いています。この監督のドラマMVはいつもは理屈っぽいカットばかりで、さっぱりわからないものが多いのですが、何と今回はなんとなくストーリーが分かります。

ストーリーは…、
恋人と喧嘩をしたらしいジョイ。(ジョイのブログによると、“この男は自分の生活や仕事に何の目標もない”という設定)
喧嘩の跡の散らかった部屋をかたずけていると、小さなウサギの人形が出てくる。それは高校生の時に父親からもらったもの。その頃の回想シーンが流れる。
思い立ったジョイは父親の家に帰る。出迎える父親。ジョイは父親の料理を食べて安堵の笑みを浮かべる。
更に海岸で回想するジョイ。
父「娘よ! 本当に出て行くのか?」
JOI「パパ、ごめんね!」
出て行くジョイ。
それはかつて父親の元を離れるときの想い出。
やがて父親との楽しい日々が続く。
そこへ彼からの電話。
「もう一度チャンスをくれないか。僕はきっと変わることが出来る」
父親からお土産を貰ってバスに乗るジョイ。バスの中で袋から飛び出したニンジンを触ると、手に土が付く。その香りを嗅いで微笑むジョイ。
家に帰って料理をしているところに帰ってくる彼。そっとジョイを抱きしめ、
「ありがとう。戻ってくれて」

ドラマ物に関して、やっと大学の映研レベルになってきました。以前は高校の映研でしたが。今年に入ったあたりから黄監督は台詞をよく入れるようになりました。しかしどこかで聞いたような台詞ばっかりですね。「娘よ!」とか、いちいち血縁関係を台詞で言うな!
黄監督の得意技はグラビア写真のような映像なのですが、ドラマ物になるとその技が使えません。それにこの監督はカットを写真を並べることとして捉えているところがありますから、こういうゆったりしたものは、じと~っとした退屈な流れになります。監督の経歴は見たことありませんが、スチルカメラマン出身だと言うことは明白です。逆にこの監督の場合、写真で構成したかつてのジョイの「星星眼睛」MVのほうが、きれいで面白い作品になっていると私は思います。

joi-10-02回想シーンで女子高生のジョイが出てくるのがご愛嬌というかちょっと笑えます。ジョイはその制服で生まれて初めてミニスカートをはいて「これはかなり危険!」と言ったとか。この曲の原曲「それぞれに」は、台湾映画史上の最大ヒットを記録した映画「海角七號」の主題歌として中孝介が歌っていて、それとのつながりなのか、父親役はその映画に出ている馬如龍 (マー・ルーロン) というベテラン俳優が演じています。この俳優の前でジョイはとても緊張して「私は小さな干しエビになった」と言っています。小さく丸くなったという表現でしょうね。
ジョイが包丁を使っているのを見ると、あまりジョイは料理が得意ではなさそうです。
ワンカット月が映りますが、たまたま撮れたのか月食の月ですね。本当は普通の月を撮りたかったのでしょうけど、最後にそれを撮って帰ったのでしょう。いつも驚きますが、台湾のMVはこれだけの量をたった1日で撮り上げてしまいます。特に黄監督は早撮りが得意なようですが、その分安易な画が多いです。月食が終わるまで待ちなさい!

ジョイのブログに撮影中の写真がたくさんあります。
隱形紀念MV 楽屋裏Part 1
隱形紀念MV 楽屋裏Part 2

※追記(11/09) : 調べてみると今年台湾で見られた月食は2月にしか起きていません。あれはこの前の日食の映像を月に見立てたか?どっちにしても変な月だぞ。




■回家的路 MV
joi-10-06周格泰 (チョウ・グータイ) 監督の作品は、その多くがMVというよりショートフィルムと捉えることが出来ます。面白い作品が多く、また深い作品も多くあり、決して上の監督のように多作はしない人です。それは一編の詩であったり、コメディドラマであったり、シリアスドラマだったり、時々自己の世界へ入り込んだ訳の分からないものだったりします。ドラマ物では人間をちゃんと描く人です。かつてはMVでありながら、ドラマ優先でちゃんと歌を聞かせてくれないと言うMVの目的を逸脱したものが多くあったのですが、それがどれも面白い作品なので、この監督には多くのファンがいます。私もその1人で、たぶん私は日本で一番この監督のことを知っていると思っています。

さて、このMVですが、これは一編の詩のタイプですが、この監督としては今までとはちょっと違う作風と言うか、味わいが出て来ました。今までなら何回もダメ出ししながら芝居の中で子供の表情を導き出していたところですが、今回はありのままの子供たちの表情を捕らえています。さりげないジョイの表情もその人柄が見えるような雰囲気です。歌っているカットは極めて少なめで、この監督は以前からそういうカットはあまり入れたくないようで、時々全くないときがあります。
2、3回観るとざっくりとしたストーリーが見えてきます。これからお嫁に行くジョイが、故郷へ帰って子供の頃の懐かしい友達たちの幻と出会う話です。
冒頭とラストに出てくるジョイの語りを訳してみました。

joi-10-03(イントロの語り)
  私は忘れたと思ってた
  元々それらは窓の外にいたの
  風がひと吹きする
  それらがすべて走り出てきた

(ラストの語り)
  たった今あなたが見えて、
  たった今あなたに見られて、
  それはたった今のあなたなの?
  そう、たった今あなたはここにいてくれる…
  最高ね、たった今また私達にも見えた!

joi-10-04MVというのは特に脚本家がいるわけでもなく、内容は全て監督が考えます。この、詩のような言葉だけでなく、周監督は映像も美しく撮っています。
この作品ではこの監督もある意味写真のような映像を撮っています。しかし上の監督を引き合いに出して申し訳ないですが、全く逆の考え方で、全く動かない写真のようなカメラのフレーム (ワク) の中で、人物が生き生きと動き回っています。つまりカメラのフレームは舞台で、そこで物や人々が動きます。必要なとき以外は安易にカメラを動かしたりしません。この考え方は映画の黎明期からあるもので、古い考え方ではあるものの、今も世界中の映画の中で生きています。カメラを動かすと言うのはそこから発展した新しい手法であり、多くのビデオカメラマンや監督はその基本を忘れてカメラを振り回しています。動かすことが悪いわけではなく、動かす意味まで考えていないのが多いと言うことです。そのあたりも含めて周監督のいくつかの作品を観ていると明らかに黒澤明の影響を感じます。
joi-10-05MVということもあって、ワンカットが短いですが、本当に美しい映像がたくさん出て来ます。写真として捉えた美しさではありません。子供たちが走り回ったり、強い日差しの中で水が滴り落ちたり、犬が水をぶるぶるしてジョイが逃げたり、子供たちのさりげない表情だったり、動きの美しさです。子供たちが田んぼの中を電車を追いかけて走る。なんだかいいなあ、と思わせる美しさです。
深く考える必要はありません。この映像を見て「いいなあ~」と思えばそれは美しい映像です。それにしても深い映像を撮る人です。こんなこと言っちゃあなんですが、上の監督とは作風が違うとか言う以前に月とスッポンぐらいのレベルの差があります。

ジョイのブログにこの舞台裏の写真もたくさんありますが、その写真に付けられた解説が面白いので訳してみました。ジョイのブログを見ながら読んでください。

「回家的路」MV 楽屋裏 part 1 →ジョイのブログ記事1へ
1.午前4時に起きて髪を整える。みんなパンダの親戚だ... 寝ぼけ眼でもうろうとしてる -.-
2.しかし民宿の外の魅惑的な景色を見ると、本当にすべての人の“紅牛”だ!(“紅牛”のニュアンスがわかりませんでしたが、みんなを祝ってくれているという事だと思います)
3,太陽は朝の湿った空気を温める...
4.MVにはもう1人の主役が登場するの。その名は“来福 (福来たる)”! いい名前もらったね。とても利口で言うことをよく聞くの。我が家の“布狼狗(ブロンコ)”と比べたら1万8千里かけ離れてる... :)
5.みんな朝早くから起きてきた!
6.私は美しい景色を撮影することをちょっと我慢できない... ハハッ、私は観光客! :p
7.撮影開始!
8.小さい頃のあなたも素足で走り回るのが好きだった?
9.日差しがきつくて、私は避難...
10.洗ってこすって、洗ってこすって.... ちょっと緊張、私の白いスカート1枚しかないのよ... 来福、だめよ“ぶるぶる”したら、私は大変...
11.この老家は味わいがあっていいよね?
To be continued…

(ここまでが午前中の撮影だったようです)

「回家的路」MV 楽屋裏 part 2 →ジョイのブログ記事2へ
1.私達はとある原住民の小学校にやってきた。古いけどチャーミングな学校 :)
2.ご飯の時間だ! 昼食は豪華かな...
3,原住民の子供たちはとても可愛くて、私に聞くの。“あなたはどこの人? 香港人、日本人、それともロシア人?!?” 前にもシンガポールの子供が私にマレーシア人? と聞いてきて笑ったことがある :)
4.小さい頃の私を想い出す...
5.駅にいる私。
6.ウェディングドレスはきつくて重いけど、私には2人の紳士の“エスコート”があるわ... うふふ。
7.可愛い女の子はMVで私の小さい時の友達の役を演じる :)
8.可愛いおともだち、みんながんばったね! MVは遂に撮影完了!

この撮影は台湾東海岸の花蓮 (ファーリェン) というところで行なわれたそうですが、このブログ記事の内容からして1日で撮影していて、前日に花蓮に入って民宿で一泊しています。報道でのジョイの発言には雨にたたられたということですので、本当は2日間かけて撮影するはずが、1日目は雨に降られて、一泊して2日目に強行で撮影されたと思われます。台湾のほとんどのMVは1日で撮り上げていますが、周監督は時間をかける人ですので、この人に限っては2日はあり得ます。梁静茹 (フィッシュ・リョン) の「崇拝」MVは北海道へ1週間行っています。今回、今までとちょっと違った作風になったのは、もしかしたらですが、雨にたたられた1日目の夜に民宿で、明日1日で撮れる内容に絵コンテを描き換えたのかも知れません。この人は自分の思い通りにいかなければ何十回でも執拗にテイクを重ねる人ですが、そのやり方はやめて、子供たちの自然な表情を狙う方向に変えたというのはあり得ます。しかし、ラストのウェディングドレスのジョイが振り返って笑うカットは、数十回のNGが出たそうです。

周格泰監督のMVは、今までに94年のMVデビュー作からこれを含めて61本見つけております。作られれば台湾で話題になるので見逃しているものはほとんどないと思いますが、初期のもので見つけていないものがまだあるかも知れません。いつか研究成果をシリーズで発表したいと思っております。
ちなみに黄監督のほうは、おそらく平均週に1本ぐらいは撮っていて、年間50本以上は撮っていると思われます。「またこれかよ」という同じネタが何度も出て来ます。この人のことも長所も含めてまたいつか書いてみたいと思います。




ジョイの最新ライブ映像
10月17日に中国広東省揭陽で行なわれたファンミーティングでのライブです。
YouTube - 回到最初 @ 揭阳歌友会 [2009-10-17]
YouTube - 庆幸有你爱我 @ 揭阳歌友会 [2009-10-17]
YouTube - 陪我看日出 @ 揭阳歌友会 [2009-10-17]
YouTube - 依恋 @ 揭阳歌友会 [2009-10-17]
これらはファンクラブの公認映像です。



JOIリンク
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蔡淳佳淳淨佳音後援會 …公認ファンサイト



蔡淳佳 cài chún jiā ツァイ・チュンジア (発音→)

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台湾のレコード大賞とでも言うべき第20回金曲獎のノミネートが昨日発表されました。

第20屆金曲獎ノミネートリスト …Wikipedia 中国語版

相変わらず周杰倫 (ジェイ・チョウ) 強し! なんと8部門にノミネートされています。(1つは編曲者がノミネート)またたくさん賞をかっさらっていくんでしょうね。
梁靜茹 (フィッシュ・リョン) は「靜茹&情歌」のリリースが昨年中に間に合わなかったので、本人も金曲獎をあきらめていたようですが、意外にも昨年出たライブアルバム「今天情人節」を対象に「最佳國語女歌手獎(最優秀北京語女性歌手賞)」にノミネートされています。この賞にはほかに昨年に続いて蔡健雅 (ターニャ・チュア) や、蔡琴 (ツァイ・チン) という台湾POP黎明期からの超大御所がノミネートされています。Fishはシンガポールやマレーシアの金曲獎では何度もいろんな賞を獲っているのですが、台湾金曲獎だけは毎年のようにノミネートされるものの1度も受賞したことがありません。今回も強敵ぞろいです。
「最佳年度歌曲獎」には郭靜 (クレア・クオ) の「下一個天亮」がノミネートされていますが、ジェイ・チョウに持ってかれるのかなあ…。
昨年公開された台湾映画「海角七號」のサントラ盤が2つノミネートされていますが、この映画は台湾で「タイタニック」に継ぐ歴代2位の興行成績を納め、社会現象にもなった映画で、2つの時代をまたぐ台湾と日本のラブストーリーです。
「最佳演唱組合獎 (最優秀グループ賞)」には昨年に続いて大嘴巴 (DA MOUTH) と、昨年デビューの神木與瞳 (Y2J) が入っています。DA MOUTHは今年日本デビューしています。
「最佳新人獎」には王若琳 (ジョアンナ・ワン) が "Joanna Wang" の英名でのノミネートですが、当然のごとく入っています。ほかにも上手い人、ユニークな人も入っていますが、私の予想ではジョアンナが最有力候補だと思います。
「最佳音樂錄影帶獎 (最優秀MV賞)」には昨年に続き、私が好きなMVの巨匠周格泰 (チョウ・グータイ) 監督が入っています。今回は梁文音 (レイチェル・リャン) の「最幸褔的事」MVでのノミネートで、これは「人生のバス」に乗り合わせた人々の物語で、心温まる大人の寓話といった作品です。ここにもジェイ・チョウが入っています。ほかに戴佩妮 (ペニー・ダイ) の監督作品が2本も入っています。この人は歌手ですが多才な人で、自分の作品だけでなく他の人のMVやジャケ写も撮る人です。

授賞式は6月27日に台北アリーナで行われます。今回も生中継で I'm tvのオンライン放送を見ることが出来るはずです。

I'm tv 線上電視
これ、昨年と状況が違うので若干自信がないのですが、ここで見られるはずです。当日は日本時間の夕方6時頃からレッドカーペットが始まると思います。たぶん。

Macユーザーの方へ
上記ページでならMacでも次のフリーのプラグインを入れれば見られます。
Flip4Mac WMV ダウンロード …WMVをQuickTimeプレーヤーで見られるようになります。注意点としてはYouTubeのようにキャッシュにどんどんロードされていきますので、何時間も見ていると何GBにもなりますので、時々ブラウザを更新してください。ただ、このページの場合番組の切り替わりなどに止まってしまうようなので、更新ボタンを押すか、下の「I'm tv 線上電視」の大きな文字をクリックしてください。CMの切り替わりで止まるかも知れません。当日になってみないと私にもわかりません。


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MVの巨匠、周格泰 (チョウ・グータイ) 監督の作品

「崇拜」2ndバージョンは、通常版が発売されて46日目にリリースされています。人気歌手の場合はこんなペースなのでしょうか。預購版がやっと届いて10日ほどしたら2ndの噂が聞こえてくるという感じです。

崇拜2nd「崇拜」2ndバージョン CD+DVD
 2007年12月25日 試聴ページ

 CD … 通常版と同じ内容

 DVD
   1. 崇拜 MV
   2. C’est la vie MV
   3. 101 MV
   4. 會呼吸的痛 MV
   5. 給未來的自己 MV
   6. 原來你也唱過我的歌 MV

さて、このDVDに入っていたMV(注)についてですが、特にトラック1,4について書いてみます。前にも表題曲「崇拜」のMVについて少し書きましたが、この1と4のMVを撮ったのは、周格泰 (チョウ・グータイ) 監督という台湾のMVの巨匠で、崇拝01この2本は昨年の10月に北海道で1週間のロケをしたそうです。「崇拜」の舞台になっているのは「水の教会」と言って、富良野の近くのトマムというところにあり、世界的建築家の安藤忠雄が設計しています。台湾の記事によると「全日本の女の子たちあこがれの結婚の地」ということだそうです。

周格泰という監督は、ほとんどがドラマ優先のMVばかり撮る人で、たまに自己の世界に入り込んだわけのわからないものも撮ります。MVでありながら歌をちゃんと聞かせてくれないというすごい監督です。
ところが今回、私が今までに周監督作品を40本あまり見つけた中では、こんなまともなMVは初めて見ました。「崇拜」の方はやや自己の世界に入りかけてはいますが、何よりもFishの歌をちゃんと聞かせてくれています。
2本のMVのために北海道で1週間というのは、日本でも大作です。ある記事によると、周監督はレコード会社側 (ロックレコード) と喧嘩をしながら日数を延ばして撮影したということです。おそらく会社側からは「巨匠と言っても今回だけはFishの歌をちゃんと聞かせろ」という命令が出ていたのではないかと思われます。それとも、周監督はFishの歌に惚れたのでしょうか。

■「崇拜」MVは、DVDで見ると、もみじの色がとても鮮やかできれいです。それとネット上の映像では気づかなかったものが見えてきました。Fishが壁に向かって歌っているとき、涙をぼろぼろ流しながら歌っています。老人も泣いています。女の子も大粒の涙を浮かべます。いつもながら、周監督の思いがたっぷり入った映像です。その分、いつも尺は長くなりますが。
私はこの「崇拜」を聴くと条件反射で目がうるうるするようになってしまいました。

崇拝05 崇拝02

崇拝03 崇拝04
 
■「會呼吸的痛」MVのほうは、これこそ周監督とは思えない作品です。「崇拜」のMVを撮るために「水の教会」へ向かう道中を記録したような内容で、「崇拜」MVのついでに撮られたと思われるMVですが、これがけっこうよくできています。夕張の町のさりげない風景や、電車の中、Fishがスーパーで買物をするシーンや、みんなで食事をしているシーン、それにたくさんのスナップ写真などが詰め込まれていて、會呼吸的痛これはもう、旅の想い出アルバムのような映像になっています。歌ともぴったり雰囲気が合っていて、私はかなりこのMVが好きです。しかし「あれ? どうしたの周監督」と言いたくなりましたが。監督にとってもこの撮影旅行がとても楽しかったのかも知れません。
それからビデオではなく映画フィルムで撮影することへのこだわりが見えます。


周監督らしくないと何度も書きましたが、どう「らしくない」のか過去のFishの作品から、この監督が持つ2つのパターンを紹介しておきます。

為我好「為我好」MV(2003年)
もはやこれはMVとは言いません。このタイトル「私にとって良いこと」にこじつけたショートドラマです。11分近くあり、歌が2回出てきます。けっこうドラマに引き込まれてしまいますが、歌を聴くのを忘れてしまいます。このMVにはバージョン1が存在し、Fishが歌っているシーンが全くありませんでした。おそらく会社から怒られたのでしょう。歌っているシーンを追加して編集し直しています。出ている教師役の加賀美智久という人は日本でモデルをやっていた人で、台湾のアイドルグループS.H.E.が北海道で撮ったMV「他還是不懂」など、他の台湾のMVにも出ています。この「為我好」でのセリフは吹き替えられたそうです。

燕尾蝶「燕尾蝶」MV(2004年)
完全に監督の自己の世界に入ってしまった作品です。曲の上に「しっ、しっ」とか、人の息遣いなどが入っていますが、元の曲には入っていません。何が言いたいのかさっぱりわかりませんがエネルギーだけは感じます。珍しく尺は短めで、5分ちょっとです。


私は周格泰監督の作品が好きで、iTunesでMVのプレイリストを作っているぐらいです。

また長くなってしまいました。今回のMVにまつわるFishのことや、別の監督作品も少し書こうと思ったのですが、次回に回します。

梁静茹 日本のオフィシャルサイト(2009年4月頃閉鎖)
梁静茹 - Wikipedia
台湾中央放送局「ミュージックステーション」- 梁靜茹 (日本語)

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